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6話 ページ7

side 五右衛門


Aが風呂に入っている間
ラキの毛繕いをする。


さっきまで寝かしとったのは俺の部屋。
俺は昨日ソファーで寝たから大丈夫や((何が


「ニャー ニャー ニャー」

五「はよ行かんからやろ?
全く…後でまたやるからもうちょい待っとれ。」


ラキが不機嫌…
まぁ、あの後ご飯食べに行ったはいいが
マースの妨害にライキに横取りされ
満足に食べれてないのだ。


『……五右衛門さん、
お風呂、ありがとうございます…』

五「お、着替えも丁度いいサイズやな。
ほんなら今から飯やからついて来ぃ。」

『あ、はい…』


昨日着とった服は随分ボロやったし
これは間に合わせの服やし
今日か明日辺りに服とか必要なもの
買いに行かなイカンなぁ。

(今の格好は黒のノースリーブのワンピースに
赤のフード付きのパーカー。
髪の毛は下ろしてます)


『……あの、ところでなんで女性用の服が?
ラウディーって男性しかいないって』

五「あぁ、たまに潜入とかで
女装することもあるんよ。それでな。」


とりあえずトイレとか洗面所とか
あとは共有スペースをなんとなく案内して
ダイニングの方へ足を進めた。

五「ほかのメンバーもおるけど
HADESが説明してくれてるから大丈夫やで。」

『……緊張する、』


雰囲気が大人びているから
歳より少し上に見えてはいるが
こうやって何気ないところを見ると
まだ少女なんやなぁって思う。


猿「あ!!A!!おはよう!!」

『え、と…猿飛さん、おはようございます。』

猿「五右衛門さん、覚えられてましたよ!
すごくないですか!?」

五「一瞬戸惑ってたけどな」

猿「あ、俺の名前は猿飛真樹って言うから
真樹って呼んでくれた方が嬉しいな!」

『あ、はい……』


あと、昨日から思っていること。
Aは人見知りなんかな?


話す時に耳が赤くなったり
すぐ俯いたりする。


如「猿飛、うるさい。
中まで声聞こえてる。騒がしい。
あ、おはよう。A」

『如、月……さん、おはようございます』

如「ん。
あ、俺も如月愁って言うから愁って呼んで」

猿「俺の真似すんなよ!!」


ギャーギャーと言い合う二人を見ながら
Aが、小さく笑った。


『真樹さん、と、愁さん、は、
仲良いんですね、』

五「そうやな。
出身が一緒でずっと一緒におったらしいからな。」


なんだか、楽しそうなAが見れたので
いっかって思った。

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作者名:和音 | 作成日時:2020年8月11日 20時

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