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2話 ページ3

side A


森で襲われていた私を助けてくれた
五右衛門さんと猿飛さん。


今は五右衛門さんにおんぶされています。


久しぶりの人の温もりが
とても暖かくて、優しくて、懐かしくて
涙が出そうになりました。


でも、油断は出来ないから必死に堪えます。


そうすること15分。
何かの建物の前に着きました。


五「着いたで。
ここが俺たちのアジトな?」

『ありがとうございます……』

猿「他の皆にも紹介したいから
とりあえず中に入りましょう!!」


なんか、やかましい((おい by猿飛
猿飛さんと五右衛門さんに連れられて
その中に入ると、驚きの文字が…


『ROWDY SHOGUN……』


五「…あ、言ってなかったな。」

猿「知り合いでも居りますかな?」

『……そういう訳ではないですけど、』


不思議そうな2人に案内されて
中に入るとなんとも怖そうな男の人が…
3人もいる…


HADES「五右衛門、猿飛。お疲れ様。
あと、その後ろの子は?」

五「国王軍に追いかけられてた。
その場におったし放っておけんかったから
連れてきた。」

如「なるほど……」

五「話聞いて、
落ち着くまでは居らせてあげたい。」

LUPUS「……わかった。
他のみんなには伝えておく。
とりあえずその子の話を聞かせてもらおう。」

猿「とりあえず自己紹介しようか。」

『は、はい……えっと、
Aです。家族は姉が1人いるだけです。
家事は基本全部できます、』


……あれ、何言ってるんだろう?
なんか、変なこと言ってない!?


五「そんな緊張せんでも大丈夫やから。」


リラックスせい、なんて
優しく笑いながら頭を撫でる五右衛門さん。


……自分の顔が嫌でも赤くなるのがわかった。


LUPUS「……なぜ、国王軍に追われていた?」

『……あ、それは、多分、
姉が国王軍にいるからだと……』

猿「……は!?」

『って言っても捕まってるだけなんですけど…』

HADES「お姉さんを探しに来た、とか?」

『……はい、』

五「……まじかい。
お姉さんの名前とかは?」

『希、です……』


その瞬間、場の空気が凍ったのが分かった。

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作者名:和音 | 作成日時:2020年8月11日 20時

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