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LK side
スマホから見慣れない番号からの着信があった。
「はい」
『あの、ミノさんですか？』
スマホから聞こえたのは知らない人の声じゃない。声の持ち主は俺が知っている人。
「はい、Aのお母さんですよね？」
『えぇ。』
スマホから聞こえるAのお母さんの声はどこか弱々しく悲しそうな雰囲気があって、もしかして彼女に何かあったのでは無いかと心臓が早く動いた。
もうこれ以上、悲しいことなんて起こらないで欲しい。
彼女がいなくなってしまうのが、なによりも怖い。
『実は今、Aの目が覚めたの。』
それを聞いた瞬間、声に出してしまいそうになるほど嬉しかった。
いつ目が覚めるか分からないと言われた彼女がようやく目を覚ましたんだから。
けれど、Aのお母さんの声には嬉しいという感情が乗っていなかった。
『今病院に来れるかしら？話したいことがあるの。』
「分かりました。今行きます。」
話したいこととはなんだろう。
俺は急いで身支度を整え家を出る準備をした。
玄関脇に飾ってある俺と彼女が笑っている写真。
この時はこんなことになるなんて想像してもいなかった。
ただ幸せな未来があると信じていたから。
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薄(プロフ) - リノ推しさん» そう言ってもらえて嬉しいです！これからもお楽しみいただければ幸いです！ (8月21日 7時) (
レス) id: 881b900482 (このIDを非表示/違反報告)
リノ推し - めっちゃ面白い最高です！ (8月21日 0時) (レス) @page6 id: e3a9f906ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄 | 作成日時：2023年8月17日 23時
