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#3 ページ3
男子高校生にはめられた指輪。
指輪をはめられた手は震えが治まっていた。
男子高校生に指輪をつけてもらうなんてありえないことだ。
だから震えが止まった?
ぼーっと指輪を眺めた。
男子高校生にはめられた指輪は何故か特別に思えて、いつもより綺麗に見えた。
魔法がかかったみたいに。
「指輪、凄く似合いますね。」
彼は優しく微笑んだ。
色白な肌に、綺麗な三白眼、黒く透き通った瞳。
まさに"美しい”と言える人。
「…ありがとうございます。」
そう言うと彼はぺこりとお辞儀をして歩いて行った。
名前も知らない高校生に助けられてしまった。
申し訳なさと恥ずかしさが押し寄せてくる。
でも、何故か
いつもよりは心が軽かった。
それは、彼が指輪に魔法でもかけたのかと疑うくらい。
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作者名:薄 | 作成日時:2023年3月4日 0時