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俺は1日休暇を貰った。
行かなければならない所があるからだ。
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「永瀬廉様でよろしいですか？」
「はい」
「では、こちらへどうぞ。当主が待っております。」
使用人が扉を開けた。
扉を開けると目の前に足を組んで座ってる若い黒髪の男。
「待ってたよ」
俺はその人に礼をした。
「あ、もう下がっていいよ」
そう彼が言うと、周りにいた人達は部屋から居なくなった。
そして、一瞬の間。
「…紫耀ってこんなに雇ってる人少ないん？」
「え、最初に話すことそれ！？」
「だってここまで来るのに男なんて1人2人やで」
「まあ、少ない方が居心地いいし」
平野紫耀。
若いながらこの家を収める当主であり、表向きではワインの販売をしている。裏では情報屋でもある男だ。
紫耀は小さい頃からの唯一話せる男友達だ。小さい頃はまさか当主だなんて思ってなかったけど。
「休暇取ってまで俺の所来るなんてなんかあるみたいだね」
紫耀は楽しそうに言った。
俺は1枚の写真を見せた。
「この男が星宮家に突っかかってきたんやけど、薔薇のタトゥーが顔に入ってん。」
「薔薇って…」
紫耀は引き出しから写真を何枚か取り出して俺に見せて来た。
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紫耀くんの見た目はクロサギの感じです！
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作者名：薄 | 作成日時：2022年11月19日 0時
