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次の日の朝、浬に酒井さんを奪われてしまい1人で回診することに。
いつもの病室には一つだけ空いたベッド。
春野さん…。
って、ダメ…1人の患者さんに執着してしまったらミスが増えてしまう。
私はきちんと切り替え、仕事に取り掛かった。
.
「…正直、やりづらいです。佐倉さんみたいな人と一緒に仕事するのが。天堂先生がいると、採血すらおぼつかない。その結果私に仕事が集中して…思うような看護が出来ないのが、現状です。」
「負担が、大きかったのね…ごめんね、気づいてあげられなくて…。」
「私の方こそ、すみません。本当はこんなこと言いたくなかったんですけど…。」
ナースステーションへ戻ると、仮眠室近くで酒井さんと根岸さんがそんな話をしていた。
そうか、酒井さんに仕事が…。
2人が話をし終わったのを確認し、酒井さんの方へと向かう。
すると仮眠室の方から佐倉さんが出てきた。
…佐倉さん、聞いてた……？
追いかけようとすると、酒井さんに止められる。
「どうかしました？」
「ん？あー、ううん。私も気づいてあげられなくてごめんね。」
「聞いてたんですね…。」
「うん。」
「別に先生が謝ることじゃないです。」
酒井さんにそう言われるが、星野担の子の変化に気づけなかったのは悔しい。
それに、このまま酒井さんが体調を崩してしまったら…という心配もある。
「酒井さん、何か変化があったらすぐに教えて。」
「…はい。ありがとうございます、先生。」
「うん。ちゃんと頼ってね？」
それじゃあ、と手を振りナースステーションを出る。
それよりも、佐倉さんが気になる。
もしあの会話を聞いていたとしたら…。
心が折れてしまっていないだろうか。
だけど佐倉さんなら。
きっと乗り越えてくれるだろう。
そんな根拠の無い自信が私の中にはあった。
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (8月9日 23時) (
レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。待ってます。 (2021年1月1日 13時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
はる - 更新応援してます！！頑張ってください！ (2020年6月3日 16時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
椋羽 - 続きの更新お願いします。 (2020年4月11日 1時) (レス) id: 66e72a95d0 (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - 絽梛さん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません…。頑張ります…！ (2020年3月14日 11時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かの x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2020年2月15日 21時
