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「おい、居るんだろ。」
佐倉さんが神田さんのオペに立ち会うことを渋々了解した浬。
佐倉さんは"神田さんに伝えてきます。"と執務室を出ていった。
そして完全に出るタイミングを失った私が呆然と立っていると、そんな声が遠くからする。
「…バレてた？」
壁から顔を出すと、浬は呆れたようにため息をついた。
「白衣。そこから見えてたぞ。」
「あれ、そうなの。」
「頭隠して尻隠さず。」
「なっ…お尻は隠してますぅ！」
ガラガラとうがいをしながら罵倒される。
うがいついでの罵倒って…。
「それより今日の神田さんのオペ、お前も来てくれないか。」
ふと浬の口からそんな言葉が零れた。
「え、オペに医師二人は要らないでしょ。」
「看護師の補助。星野、看護の勉強もしてるって昔言ってただろ。」
「…覚えてたんだ。」
そんな言葉、いつ言ったか覚えてない。
確かまだ私たちが研修医だった頃のはずだ。
「酒井もオペに立ち会う。確かアイツは星野担、だったな。」
「…はいはい。小石川先生と根岸さんに話してきますよ。」
「頼む。」
浬の押しに負け、私もオペに立ち会うことになった。
春野さんの検査が終わってからなら入れるし、まぁ看護系手伝うの普通に久しぶりだし…。
でもここの看護師さんみんな優秀だから逆に私が邪魔になりそう。
「春野さん。おはようございます。」
「先生…おはようございます…！」
「今日も看護師さん酒井さんじゃないの。…ごめんね？」
「大丈夫だよ。今日循環器内科の人たちがすごい手術するって噂になってるから。」
「そうなの？」
朝8:40。
春野さんの元へ迎えに行く。
看護は根岸さんがしてくれることになった。
忙しいはずなのに…ありがたい。
昨日のように、検査室へと向かう。
春野さんは少し緊張しているようだった。
「はい、じゃあここに寝て。」
「…うん。」
検査室に着き、ベッドに寝てもらう。
「緊張してる？」
「そりゃするよ…。」
「うん、だよね。あ、でも力抜いてね？」
「はーい…ふぅ…。」
ベッドの上で2回ほど深呼吸をする春野さん。
…彼女には絶対に治っていて欲しい。
正確に言うとこの病院に入院している患者さんみんなに、だが。
私はそんな思いを込めて検査を開始した。
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あい - 苗字もかえられたらなぁ、、 (2020年2月19日 10時) (
レス) id: c1027a2b46 (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - 紗奈さん» ごめんなさい、恐らくバグだと思います…。私の方でも時々表示されません…。何度か2-10をタップして頂けると表示されると思います…！更新頑張ります^^* (2020年2月13日 9時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈(プロフ) - 2-10が公開されてないんですけど私だけでしょうか？いつも楽しく読ませていただいてます。これからも頑張ってください!! (2020年2月13日 2時) (レス) id: 7ed4c7ed68 (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - かなたさん» ありがとうございます…！甘えてる天堂先生、あのドSっぷりからは想像できませんね…。笑 更新頑張ります！ (2020年2月11日 23時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - ぁぁぁぁ！！好きです！浬がすんごく格好良い！！今寝ちゃってるけど、酔ってる状態で一回起きて星野ちゃんに甘えてほしい！！とか思っちゃいます(おい)更新頑張ってくださいね！ (2020年2月11日 21時) (レス) id: 62bfdae21e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かの x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2020年2月9日 0時
