平成戦隊JUMPジャー

夢か現実か Ym ページ9

なんだこれ…


春休みでも部活があるから支度をしていると


腕に見覚えのない赤い腕時計がついていた



「んー！！！…はぁ、、ダメだぁ」



なんで取れないんだ！？



とりあえず時間がないから諦めるか



俺は急いで学校に向かった



＜山田！遅いぞ＞



「すみません！汗」



時計が！とは言えなくてとりあえず謝った




＜有岡！！遅いぞ！＞



え、そんな先輩いたっけ？



「すみません！でも時計が！汗」



…時計？？




＜何言ってんだ！グラウンド５周してこい！

山田もだぞ！！＞




「あ、はい汗」



タッタッタッタッ




気になる…時計って俺と同じ時計なのか？？



「なぁ、山田」



有岡という先輩が声をかけてきた



「はい？」



「あの顧問マジ鬼だよな、理由も言い訳も聞かずに

グラウンド走らせるとか。しかも５周だぜ！？」




…今しかない！



「あ、あの！その…時計って、、これですか？？」




俺は勇気を振り絞って腕を見せた



「あ、それ！俺と色違いじゃーん！！

てことは、山田の遅刻の理由もこの時計がはずれ

なかったから！？」



「そうです！！なんか変な夢を見て起きたら…」



「それ！俺も見たんだよ夢！！あの８人のうちの

１人がこんな近くにいたとわ…よかったぁ！！」



…俺もちょっと安心したかも、、



「あの、話変わるんですけどいつからサッカー部

いました？？」



「あ、今日から笑 卓球部飽きてやめてきたの！

てことでよろしくな、山田！あ、あと俺のことは

大ちゃんて呼んでいいから笑」



「そうだったんですか！じゃあ…大ちゃんで！」



「あ、敬語もなしでいこ！」




「え、でも、、」





「だってヒーローが仲間同士で敬語使ってるの

見たことあるか？今日から俺たち仲間なんだから！

なっ？なっ？」




だんだん先輩に見えなくなってきちゃった笑




「わかった！じゃあ大ちゃん！お先に！！」




タッタッタッタッ



「あ、ちょ山田ぁぁ！待てーーーー！！！」



本当に…ヒーローになるのかな、、俺

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