平成戦隊JUMPジャー

夢か現実か Yt ページ7

春休み１日目、家には俺１人


とりあえず暇だから公園に行こう




俺は写真を撮ることが好きだから

公園で時間を過ごすことが多い




「ここでいっか！」




こんな早くから公園に来てる人いるんだ！


公園の外から声が聞こえた




画家さんかな？


スケッチブックと筆箱と100色近くあると思われる

色鉛筆の入ったケースをベンチに置いて

絵を描き始めた男の人




あぁ、あの人すごい画になる



「あの〜」



俺はうずうすして声をかけた



「んっと…俺？」


ゆっくりと顔を上げた彼はとても綺麗な顔立ちで


一瞬後ろに倒れそうになった



「あ、あの！写真撮らせてください！！」



俺は深々と頭を下げた




「え、すごい！180度だ！笑」



「へっ？」



「じゃあ俺の写真撮っていいから俺も今の姿

絵に描かせて！！それでどう？？」



目を輝かせながら交渉してきた


俺の返事はもちろん


「いいね！交渉成立！」


なわけで、まず写真を撮らせてもらうんだけど…



「ね、ねぇ？その腕時計…」



「え、あ、これ？なんか変な夢見て朝起きたら

腕についてたんだよね笑 嘘っぽい話でしょ？笑」




「いやいやいやいやいや！それ！俺もなの！」




そう言って袖をまくって見せた




「え、嘘！じゃあ仲間なんだ！！」



…仲間か、、なんか嬉しい！！笑




「俺、八乙女光！最近そこの高校卒業したところ」



すっごい苗字だな笑



「俺は中島裕翔！俺もそこの高校通ってて来月から

２年になるよ」



同じ高校だったなんて…気づかなかったな〜笑




「じゃあ俺の後輩なんだね笑 よろしく裕翔！」



「だね笑 よろしく光くん！！」




俺は春休み１日目にして冒険をした気分だ笑

夢か現実か Kt→←夢か現実か Tk

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す