平成戦隊JUMPジャー

絆 ページ45

大貴side


pururururu



「もしもし大貴？」


大貴「もしもし知念？大丈夫か？

今どこで誰といる？？」



声からして十分落ち着いているな




「うん僕だよ。僕は大丈夫！涼介と一緒！

ゆーてぃと圭人は別の近くの部屋にいるっぽい。」




その場も観察力もバッチリだな！



大貴「そっか！ならまだよかった！

でな、その部屋にトラップみたいなのないか？」



侑李「トラップ？いや、ないよ？

それよりこの部屋暗くて全然周りが見えないの」




周りが見えないほど暗い部屋か…


大貴「そうか…。俺たちも同じ建物にいるんだ。

でも迷路みたいで見つけるのに時間がかかりそう

なんだ。だからヒントになりそうなことを

じゃんじゃん言って欲しい」



「ヒント…あ、四方八方に大きな柱？がある倉庫

っぽいところ！だから…建物の真ん中らへんに

いるんだと思う！！」




なるほど！！！

大きな柱で支えられた部屋＝建物の真ん中！


大貴「ナイス侑李！！！」




ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ




(あ、ちょ、返せよ！)


山田の声？



大貴「侑李！携帯隠せ！」(ﾎﾞｿｯ)



ｺﾞｿｯ




これでバレたら連絡手段がなくなっちゃうからな



よーく耳をすましていると…




腕時計 奪う 手ごと引き裂く あと５分後





ところどころではあるけど聞こえてきた




ｶﾞﾁｬﾝ




「…涼介、僕、察したよ、、」


(侑李、俺も察した…)





ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ




やばい、時間が無い！！



俺は携帯を握りしめ光くんと目を合わせた



と同時に走り出した


ヒントと希望と焦りをもって…

諦めんな→←S O S

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