心のダム ページ20
酸素マスクが邪魔だ
自分で手を伸ばして
マスクを取ろうとした
瞬間、みつに止められた
どうやら俺は
これがないと自力では呼吸が
できないみたいだ
みんなが沈んでいる中
わったーが口を開いた
渉「みんなに話してないことが
あるんだ」
藤「なに？」
渉「......」
千「なにか知ってるの？」
わったーはなにを
知っているの？
教えて
宮田のこと？
美沙絵さんのこと？
それとも、俺自身も知らない
俺のなにか？
渉「うちでご飯を食べるの
提案したのは......宮田なんだっ」
えっ....
宮田？
二「どういうこと？」
わったーは、涙を堪えながら
宮田とのLINEの内容を話してくれた
『俺は卑怯で臆病者だから』
『俺にはできないから
みんなでタマを助けてあげてほしい』
そう言ったんだって
なんで
なんでいっつも俺のこと
ばっかりなんだよ
もっと自分を大切にしろよ
今回のことで
美沙絵さんを敵に回したら
宮田はこの世界に入れなくなるかも
しれないんだぞ？
って、いまここに宮田がいたら
そう言って殴ってやりたい
宮田のこと......
好きなんだっ
その想いが
心のダムから零れた時
俺の心は、言葉になって
音になって口から出た
玉「.....み....やたっ......」
二「....やっぱり宮田呼ぼうよっ！！」
千「だめだよ！！
タマはきっと、こんな姿で
会いたくなんかないよ！！」
二「なんでわかるんだよ！？
タマがそう言ったのか！？」
千「メンバーだからわかるんだよ！！」
北「二階堂、千賀、やめろっ」
藤「一番辛いのは、タマなんだぞ」
掴みかかっていた手を離して
俯くニカと千ちゃん
メンバーの心が
どんどん離れて行く
無機質な機械音の中
俺はそんなことを考えていた
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遥廻璃涼(プロフ) - しおさん» しおさん、コメントありがとうございます(〃ω〃)あら、泣いていただけたなんてっ、嬉しいです(T^T)頑張ります(*｀･ω･)ゞ (2015年10月14日 1時) (
レス) id: 817ce73a7f (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - メッチャくちゃ感動して1人で涙を流しました。こんな作品また書いてください。楽しみにしてます！！！ (2015年10月13日 4時) (レス) id: 73167cd09c (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - なつさん» 終わっちゃいましたね・・・。お疲れ様ですっっ！！わったーの言葉、心にグッときました(*^^*)自慢大会も楽しみにしてますネ☆彡 (2015年6月1日 22時) (レス) id: d21b052c3e (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 遥廻璃涼さん» ぎゃあああああ！！！玉サンがッ・・・玉サンがぁぁぁ！ てか、このクソ女頭おかしんじゃないの？！ あっ、スイマセン。取り乱しました(笑) (2015年5月29日 14時) (レス) id: d21b052c3e (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 遥廻璃涼さん» 泣いて下さい！本当に好きすぎて更新されるの本当に楽しみにしているんですよ！私はいつでも遥廻璃凉さんの作るお話は最高ですよ(@^▽^@) (2015年5月19日 18時) (レス) id: e6fc756cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥廻璃涼
| 作者ホームページ：http://yaplog.jp/2342876rh/
作成日時：2015年5月1日 23時
