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あの後、私は塾に意思を伝えて講師を辞めた。
別れ際に瑞稀くんにせめて連絡先交換しない?なんて言ったけど、
『いやです、迎えに行きたいんですもん』
なんて何処で覚えたの?っていうくらいかっこいい言葉が返ってきた。
「瑞稀くん、ごめんね、」
『いいんです、その代わり俺のことずっと想っててくださいよ?』
「うん。ずっと瑞稀くんのこと考えてる。」
私がそういえば急に視界が暗くなり、何かに包まれる感覚。
『やばいっす、今のめっちゃ可愛かった…』
その犯人は瑞稀くんで、少し顔をあげれば真っ赤な耳が見えた。
「瑞稀くんのこと、ずっと待ってるね。」
私は彼の背中に腕を回しそう呟いた。
これが、彼と会った最後の日の出来事。
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作者名:ゆゆ | 作成日時:2020年5月20日 22時