かっちゃんはきっと色々確信を持って行動する ページ12
最悪だ。
図書館のエアコンが故障した。
「細胞全部溶けて床のシミになりそうです...」
大丈夫ですか世界最高峰。
(何でこの人平気なんだろう)
言わずもがな爆豪君である。
汗こそかいているが、涼しげな顔だ。
「オイメガネ」
「弓立です。何ですか？」
「これの次どこだ」
読み終わったのであろう本を掲げてそう尋ねた爆豪君。
「あぁ、それは最新刊の棚にあります」
熱さでだるい体を持ち上げて案内する。
「この棚の...、あ、あれですね」
手を伸ばし取ろうと試みるが、
あと少しで届かない。
(低いわけではないと思うのですが...)
必死に背伸びをしているが、やはり届かない。
「チビ」
「う、っさいですよ」
「...ハァ、おせぇよ」
悪かったですね、と振り向こうとしたとき、
私よりも大分大きい影が私を包んだ。
「...あ？、これか」
「あ、あの爆豪君」
「んだようっせェな」
「さ、さすがに、は、恥ずかしいと、言いますか、あの」
「能面ヤローが何言ってん、...は？」
その体勢のまま下を向いた爆豪君は、
私を見て固まった。
(意識しなさ過ぎにも、程がある...！)
多分今私の顔は史上最高に真っ赤だ。
「わ、私だって一応女子です...」
少しは意識したか、と睨む。
本当にこの人は心臓に悪い。
「...お前、免疫ねェな？」
「...だから何ですか」
「.....顔あっか」
余裕そうな笑顔を浮かべてこちらに顔を寄せてくるから、
きっとこの人遊んでるんだろうなって。
(確信犯だ...！)
過去最高に困っている。
頬や首に伝う汗が爆豪君の色気をカンストさせているし、
余裕たっぷりの悪そうな笑顔は、心臓が千切れそうなくらいかっこよくて。
「いつもの減らず口はどうした？」
「っや、あの、」
(何か凄い甘い匂いする...！！)
「ンな顔初めて見たわ」
喉を鳴らして笑いながら、すっと離れる。
「わ、私で遊ばないでください...！」
「うっせェ」
なんて人だ。
「...オイ何か遠くねぇか」
「自己防衛です」
「何もしねェよ」
「信じません」
近付けたのは嬉しいけど、
あんまり意識されてないようでムカついた。
「私は死ぬほどドキドキしたのに、爆豪君は余裕そうでイラッとしました」
「.....は？」
「...？何です」
「...そんなドキドキしたんか」
そういうとこですよ。
何でそこだけ意識低いんですか。
「爆豪君にされて意識しない方が無理です」
「自分がかっこいいの分かってます？」
「うっせェ！死ね！！」
「何でそこで照れるんですか！」
「照れてねぇよ弾け飛べ！！」
かっこよすぎて無理→←手に人書いて飲み込むくらいで緊張ほぐれるなら私は集団の前で噛みませんしキョドりません
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轟好きすぎて無理 - ただたんにすこ (2021年8月18日 14時) (
レス) id: a5ff14c25a (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - みんな大好き番外編（という名の本編）がないなんて...。猫田さんがセンスありすぎ。というか好きなキャラ割と同じでうれしい。初心って爆豪が言うとちょっとエロくて好きです。胸キュンが止まらない。最高 (2017年11月26日 3時) (レス) id: 2e25c9e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
見毛 - かっちゃんと夢主ちゃんがほんっっとうに可愛い！！もう胸がきゅんてなる！最後泣いた、猫田さん話書くのうますぎませんか？天才かよっっ！かっちゃんがもう好きすぎた！ありがとうございましたぁぁ！！！ (2017年10月16日 5時) (レス) id: 6b3a04f0ab (このIDを非表示/違反報告)
猫田 美猫(プロフ) - 風速100�辰気�» うわぁぁありがとうございます！書き方について言われたのは初めてです！！更新頑張りますね！ (2017年8月31日 22時) (レス) id: a204a60523 (このIDを非表示/違反報告)
猫田 美猫(プロフ) - ゲームできない系ヲタクさん» 続編は今ネタ集めてる最中でございます！バッティングセンターはそちらで書いてみますね！ (2017年8月31日 22時) (レス) id: a204a60523 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 美猫
| 作成日時：2017年8月17日 1時
