1人で食べるご飯って何か味気ないよね ページ19
私の両親は共働きである。
だから休日のお昼ご飯なんかはいつも1人。
いつもならラップに包まれたお皿が机の上にあるはずなのだが、
「...無い...だと.....？！」
うーん。困った。
実は私は料理スキルが高くない。
自分で料理などしたことがない。
(お嫁の貰い手見つかるかな...)
「...あ、そーだ」
スチャ、とスマホを構える。
某アプリを起動し、電話をかける。
「...あ、もしもし爆豪君？小楯です」
「知っとるわ」
「今暇ですか？」
「な訳ねぇだろ昼飯作ってるわバカ」
「...今そちらに誰かいます？」
「あ？...いねぇけど」
「お邪魔しても、いい？」
「ハァ！？お前飯は？」
「用意されてない上に冷蔵庫何も無い。私の料理スキルじゃまたブッ倒れる」
「ハァ...、まぁ、丁度いい。三分で来い」
「無理がある。かなり無理がある」
「うるせェ」
.....切られた。
いや、図々しいのは分かってるんだ。
...さすがに甘え過ぎたかな。
と少し反省しながら猛ダッシュ。
爆豪の表札の前で止まる。
「...っは、はぁ、はぁ...！」
ピンポーン
「...開いてる。上がれ」
最近扱いが雑じゃないかね君。
「っぉ、お邪魔、します...！」
息が整わない。
「...何してんだ。はよ来い」
リビングからひょこっと顔を出しそう言う爆豪君。
(何だあれ可愛い)
「ごめんね爆豪君図々しくて...」
「いつものことだろが。それに今回は丁度いい」
「うんスルーしてあげるね。丁度いいって？」
「さすがにこれ1から作ったんは始めてだ」
と目の前に置かれる、
「...蕎麦だ。.......え？！1から？！？！」
う、打ったの？
「おー」
だから美味いかは知らねェ。
と爆豪君は続けた。
「えっと、じゃあ、いただきます！」
「ん」
同時に食べ始める私と爆豪君。
ズズッと啜って噛んで、
飲み込んだところで、
二人で顔を上げた。
「「...美味い」」
これには本人も驚いたようだ。
「爆豪君あなた何でも作れるんじゃ...」
「俺才能あり過ぎないか...？」
才能マンだよ。
怖いよ爆豪君。
「もうほんと嫁に来て欲しい」
「っ、？！な、何言ってんだテメェ灰にすんぞ！！」
え？
.....あ、
「わ、わわ忘れて.....！！」
こういうのは前から思ってたけど、
今の私が言ったら大分意味が違ってくる！
いやでもお嫁さんよりお婿さんに...、
(やめろやめろやめろ考えるな)
二人で顔真っ赤にしながら、
それでもやはり美味しい蕎麦を完食した。
感謝を伝える作者→←はいもうご察しの通り両片想いでございます夏祭かっちゃん目線です超楽しい
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ヤク - 好きだ､､､､ (2月28日 14時) (
レス) @page44 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
Runa☻ - 飯テロのお話大好きだし、かっちゃんもいいし…！！主人公ちゃんの性格言動…！全てがドンピシャて好きぃぃぃ……！！！！ (12月3日 19時) (レス) @page46 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
羽瑠 - クソ尊いですね......（口悪いのは許してください） (2022年8月4日 23時) (レス) id: 82a0f16a82 (このIDを非表示/違反報告)
轟好きすぎて無理 - ワイもマカロンのことマカロニって言ったことありますし、狭いとこ5分いたら寝る自信ありますよ！！！！ほんまに寝て先生に起こされたし、、、！(すごくないですか！！？)あ、可愛かったです！！！ (2021年8月18日 11時) (レス) id: a5ff14c25a (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - 猫田さんの書く爆豪くんが大好きです…！これからも作品楽しみにしてます (2021年8月14日 23時) (レス) id: bfe242509d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 美猫
| 作成日時：2017年8月10日 13時
