ふざけるな88 ページ39
家に入るとツッキーはこっちを見もせず
「話があるから先に部屋に行ってて」
と言ってリビングへと消えていった
私は抵抗するだけ無駄だと考えて素直に部屋へと向かい机の前に黙って座っていると
「これなんなの」
そう言ってツッキーが部屋に戻ってきて手に持った何かを机の上にドサドサッと置いた
「っ?!こ、これどうやって…!」
それは私が隠してきた気持ち悪い手紙やプレゼントだった
「君が最近ずっとビクビクしてるし、授業中とかも上の空だから何か隠してるんだろうと思って家の中探したら今朝見つけた」
そう吐き捨てるように言ったツッキーは誰の目からでも不機嫌な事がわかるぐらい怒っていた
それに比例するように私の焦りも大きくなる
(どうしよう…!ここまで迷惑かけたらさすがに出ていけって言われるのかな…それはやだ…)
いつの間にかツッキーと一緒にいるのが当たり前となってきていた私はツッキーに切り捨てられるのが恐ろしく、慌てて弁解をしようと口を開いた
「ご、ごめんね…?お世話になってるうえにこんな迷惑までかけて…でもすぐ解決するから…だから!家からは追い出さないで…!」
懇願するような瞳で俯いていた顔を思い切り上げるとさらに怒ったような顔をしたツッキーと目が合った
「…意味わかんない…!なんで頼ろうとは思わないワケ?!僕はそんなに頼りない?!」
「そんな事ない!…けど、そこまで迷惑はかけられないよ…!」
そう言うとツッキーはどこか苦しそうで私よりも泣きそうにみえた
「君が元気ない方が僕はずっと迷惑なの…!なんでわからないの…挙句の果てには僕じゃなくてあの人の事を頼るし…」
ここまで感情をあらわにするツッキーは初めての事でどうしたらいいかと戸惑っていると
ツッキーが私の近くへしゃがみこみぎゅっと私を抱き寄せた
「っ?!」
驚きのあまり声を出せないでいると、ツッキーはそれに構わず抱きしめたまま話を続けた
「今日だってこの件を問い詰めたくて機会を伺ってたけどなかなか上手くいかないし、君が部活も出ないから気になって集中してバレー出来ないし、
だから部活抜けて君を追いかけてたら君は変な男に絡まれてるし、それを助けたのも僕じゃなくてあの人だし、
なんで僕がこんなに必死なのかもほんと意味わかんない…」
最後には消え入りそうな声で話すツッキーの肩は若干震えていた
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楜郷 - ミッキーさん» いえいえ、お役に立てて何よりです笑笑頑張ってくださいd(^_^o) (2016年11月27日 19時) (レス) id: 408b57e05a (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー(プロフ) - 楜郷さん» わぁぁ!すいません!わざわざありがとうございます!以後気を付けていきたいと思います!これからもおかしなところがあればご指摘願いますm(__)m (2016年11月27日 15時) (レス) id: de459efb98 (このIDを非表示/違反報告)
楜郷 - 及川さんは国見のこと“くにみん”じゃなくて“国見ちゃん”ですよ笑笑更新頑張ってください( ´ ▽ ` )ノ (2016年11月27日 15時) (レス) id: 408b57e05a (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー(プロフ) - ちまこさん» すいませんわかりません...間違っていたら申し訳ないのですが、人違いでは無いでしょうか? (2016年11月26日 18時) (レス) id: de459efb98 (このIDを非表示/違反報告)
ちまこ - ヤッホー僕だよ僕ボク覚えてる?((ワロチ (2016年11月26日 12時) (レス) id: f909ac84b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミッキー | 作成日時:2016年11月4日 20時