Story 4 ページ4
#Kaito Side
海「メイクお願いしてもいい??」
「あ、どうぞ!!」
紫耀と入れ違いでメイク室へ入る
今日始めてきたばっかりの新人メイクさん
ちっちゃくてまだ不安が残る幼い顔
「耳掛けにしてもいいですか?」
海「いいよ〜、おまかせで!」
ヘアメイクを始めるとさっきの不安げな顔が嘘のように顔が変わった
長いまつげのついたくっきり二重で大きな目でそんな真剣に顔見られたら吸い込まれそうになる。
「あの、私の顔何か付いてます?」
海「え!? あ、ごめん!なんか誰かに似てる顔だなあって思って」
「私の母、女優やってます」
海「そうなの!?」
大女優を親に持ったらそりゃこんな整った顔の可愛い子が生まれてくるわけだ
海「女優目指そうとは思わなかったの?」
「私が憧れたのは、母にメイクをするメイクさんなんです。
私絶対一人前のヘアメイクアップアーティストになりますから」
夢を語る彼女はすごい輝いていて年下とは思えないほどしっかりしていた。
海「じゃあ俺も負けないように一人前のアイドルになる!」
「もう十分素敵なアイドルじゃないですか」
海「いーや、まだまだ。だから俺が輝けるようにかっこいいヘアメイクよろしくね!」
「はい!がんばります!!」
目をキラキラさせながら応えてくれたことにうれしさを感じた
「完成しましたよ」
海「おぉーー、良い感じ!!!」
片側耳掛けで反対側はちょっと流し気味のアップバンク
普段あまり自分ではやらない髪型に新鮮味と
明らかなAちゃんの技術力を目にした
海「ありがとう! 撮影今日頑張れそう!!」
「がんばってください!」
海「ちゃんと撮影見ててね!」
「はい、もちろんです」
海「あと、敬語禁止! 堅苦しい!!」
「え、、でも、、、」
海「いいから禁止!!! 次の人呼んでくるね!」
ちょっと強引だけどいいよね?
楽屋に戻ると
廉「え、海人今日のヘアセットどうしたん」
「Aちゃんがやってくれたのー」
廉「いつもと印象違うやん」
「素直に似合うって言ってくれれば良いのに」
廉「かっこいーかっこいー」
「棒読みじゃんーーー」
廉はツンデレだからおいといて、とりあえずメンバーから大絶賛だった!!
記念にセットしたての髪型で写真を一枚撮ってみた。
自分なのに自分じゃないみたいだけど新しい自分を見つけた気がしてうれしくなった
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作者名:ちょむ | 作成日時:2020年6月2日 18時