episode1 ページ2
『ころん!!あなた家庭教師やってみない?』
突然母に言われた言葉。
『最近この辺りに引っ越してきた母さんのパート仲間の子供が居るんだけど、成績が伸びないらしいの。ころん頭いいから♪ね♪』
母さんはノリノリだけど、僕はあんまり。人に教えるの難しそうだし。
『給料もはずむわよ!!』
(……給料?!)
こ「やる!!」
『あら、即答』
給料が貰えるとなれば話は別だ。
僕はその辺にいる、教師を目ざしている大学2年生。
(教師になる訓練とでも思ってやってみようかな…給料が欲しいってのもあるけど)
そうと決まれば、家庭教師をしている友達に色々聞いてこよう。
こ「母さん!!友達のとこ行ってくる!!」
『えっ?!もう夜の8時半だけど!!』
こ「大丈夫!!行ってきます!」
─────────
こ「こんな遅くまでありがとう!!」
友「全然いいよ お前も頑張れよ」
こ「うん!!いろいろ知れたよ!!また、学校で!!」
友「おん、またな」
友達と別れて近所を歩く。すると、小さい頃によく遊んでいた公園が見えてくる。
(久しぶりに寄ってみようかな)
公園に入ると先客が居たみたいで、1人の高校生くらいの男の子が、ブランコに座って俯いていた。
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作者名:Coole | 作成日時:2021年9月2日 17時