その目が苦手 (ページ3)

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ベックと船を降りると

お頭に続き続々とみんなが降りてきた

お頭は涙目になりできたたんこぶをさすりながら口を開いた

ｼｬﾝｸｽ「じゃあ各自買い出しならなんなり行け

ホンゴウ、今日はお前がAの付き添いだ頼んだぞ」

『もう、だから買い物くらい1人で行けるよお頭

懸賞金もこの前上がってたじゃんか』

そこらへんのチンピラくらい対応できるのに…

ｼｬﾝｸｽ「なにが起こるかわかんねぇだろう

いうこと聞いとけ、お嬢ちゃん」

ニヤニヤと私をみてお頭は私の頭に手を置いた

ﾎﾝｺﾞｳ「そういうこった」

隣にはいつのまにかホンゴウが立ってた

『はぁ…

私もう20歳なのに』

男だらけの船でみんな歳上で加えて歳も離れてるとくると

こうも過保護になられてしまって困る

ﾎﾝｺﾞｳ「で、どこ行きたいんだ？」

『前の戦闘で刀折れちゃったから新しいの買いに』

3年ほど使っていた刀がついに役目を終えて折れてしまった

ﾎﾝｺﾞｳ「よっしゃじゃあ行くぞ」

そう言って私の手を握り私の歩幅に合わせて歩くホンゴウ

『ねぇ、手なんて繋がなくても大丈夫だって」

ホンゴウが付き添いの時は毎回手を握られる

ﾎﾝｺﾞｳ「迷子なられちゃ困るからな、昔みたいに」

一度、ほんとに昔、ホンゴウと買い出しに出た時にはぐれて迷子になり挙句チンピラに絡まれ攫われかけたのだ

『それ、12歳の時の話じゃん』

少しの沈黙が続き、

ﾎﾝｺﾞｳ「その服、似合ってんな」

突然の褒め言葉に少し驚く

『えっ、ありがとう』

ホンゴウを見るとまた甘い目で私をみていた

顔が少し赤くなるのを感じて咄嗟に顔を逸らす

他の船員とは全く違う私を見る目だからすぐに気づいてしまう

甘すぎるって…