4_夕と観察者1 side太宰 ページ4
【探偵と夕の世界の咄】
side太宰
今日も死ねなかったか。そんな事を考えながら現相棒であり理想主義者である国木田君と共に歩みを進める。
国「まったく…!此の後も依頼が有るのだぞ!お前はそろそろ探偵社員としての自覚をだな…
国木田君の此の怒りの原因は紛れも無い私だ。
けれど今日は夕日が美しく、久し振りの心中に向いた日だったのだ。川に夕日が反射してとても綺麗だった。
こんな日なら心中では無く一人で飛び込んでみるのも良いかと思ったのだが国木田君に見つかってしまい引き上げられてしまった。実に残念だが諦めるとしよう。
国「おい…、聞いているのか太宰!」
太「え〜聞いてるよ〜?次の依頼の事でしょう?」
敢えて自覚がどうとか言う話はスルーさせて貰った。
国「…少し納得がいかないがまぁ良いだろう。そうだ。」
今回の依頼は手紙で社に直接送られてきた。本文はこうだ。
『拝啓 探偵社様へ
最近家の近くの路地裏で大きな音がします。
近所の人が覗いたところ黒い服に身を包んだ人が逃げて行くのを見たそうです。
地図を同封しておきますので如何にかしてください。』
という内容だった。ふと一つ疑問が生まれる。
太「でもさぁ、正直言ってこの情報信用出来るの?」
敦君は相変わらず70億の懸賞金が掛けられているし鏡花ちゃんは35人殺しの罪が世間に露呈すれば大変な事になる。
依頼の選別はしっかりして置きたい。
国「依頼者の名前さえ無いんだ、信用性は0に近いが無視という訳にもいかんだろう。」
太「まぁそーだけどさぁー…」
此処で持ち前のお人好しが発動したか。仕方がない、偵察の意味も兼ね私も同行しようではないか!
太「ねぇねぇーその依頼私も付いてって良いー?」
国「元はと言えば貴様の仕事だ!寧ろ同行しない気で居たのか!」
太「んも〜怒んないでよぉ〜」
国「変な話し方をするな気色悪い!」
太「あははは〜」
さぁて〜、久し振りにすこぉしだけ頑張りますかぁ〜!
正直面倒臭いけどね!
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作者ああああ - やっと第1章が完結しました。見てくれた方、有難う御座います。第2章でも宜しくお願いします。 (2018年2月23日 21時) (レス) id: b10b4fcfb4 (このIDを非表示/違反報告)
作者ああああ - 今度は一話に詰めずゆっくり書こうとしたら更新速度遅れた挙句夢主が全然出てこなくなっちゃいました…すいません…でも大丈夫です!ピークを過ぎたらそりゃもうがっつり出てきます!ゆっくり待って下さい。 (2018年2月17日 22時) (レス) id: 98d5d30ab2 (このIDを非表示/違反報告)
作者ああああ - 済みません気づきませんでした!、さんご指摘ありがとうございます! (2018年1月25日 23時) (レス) id: 52560ddf6b (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さい (2018年1月24日 16時) (レス) id: 549855b20e (このIDを非表示/違反報告)
作者ああああ - 思ったことを書くスペースがここしか無かった…正直言って3の中也回を一話に纏めるのは無理があったと思います。読みにくいと思います!すいません… (2018年1月23日 18時) (レス) id: 52560ddf6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ああああ | 作成日時:2018年1月23日 16時