俺の部屋には妖怪が住んでいるようだ。弐 【BL】【オリジナル】

。。。伍拾伍 ページ8

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「…い、おい！起きろー！」



大きな声と頰をぴしぴしと叩かれ目が覚めた



『…う…あれ、空弥…？』



そこにはタオルを首にかけた空弥がいた



「今さっき体育終わったところだぜ！」



にかっと爽やかに笑う空弥


俺は起きて保健室を見回すと俺と空弥の他には誰もいなかった



『先生とシドは？』



「え？ おれが入って来たときは誰もいなかったぞ？」



『ふーん ま、いいや』



「てかA、お前……」



『え？』



「なんで上半身裸なん？」



『あ』



しまった、と思ってももう遅い

あのあと、寝ちゃったんだわ……最悪だ…



『いや、なんか、その、暑くて…？』



「おかしな奴だなー！」



あははと大笑いをする空弥

あぁ、こいつが馬鹿で助かった…



『先に教室、戻っててくれない？ あとから行くから』



「おう！ わかった！」



空弥は保健室のドアを勢いよく開けて出て行った



『よし、早く制服に着替えなきゃ…』



俺はすぐに制服に着替えて空弥のあとを追った




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