俺の部屋には妖怪が住んでいるようだ【BL】【オリジナル】

。。。弐拾肆 ページ26

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『おい！空弥！

こっから、あそこまで勝負だ！！』




俺はあそこっと言って、ゴールを指さす





｢お、いいねぇ！やるか！｣





にっと笑い、ゴーグルを装着する





『シドは？』





｢あ、いや、僕、運動とか苦手だから…｣





『そうか！じゃあ、審判やってくれよ！』





｢うん、じゃあ先に行ってるね｣





シドはゴールの方へ走っていく





『負けたら？』





｢なんか奢る｣





『乗った』





目的地へ着いたシドは手を振り、合図を出す





『よっしゃ、行くぞ、空弥！』





｢おう！｣





『よーい、どん！』





海に潜り、ゴールの方へ泳いで行く


途中、人にぶつかりそうになるけど、すれすれで避ける




あと…もうちょっと…！





『ぷはっ！』





ゴールに着き、水から勢いよく出る




『勝った、か？』




そこの浜辺に立っているシドに聞く




｢うん、そうみたいだね、｣




俺は海から出て、少し休憩する




『空弥、遅くね？』




｢確かに、探してみるね｣




シドは海を見渡す

そして、何を発見したのか急に声を荒らげる




｢！、皐月くんっ！篠原くんが！｣




その声色からかなり焦っているように見える


シドが指を指したところには、




『空弥っ！！』




ばしゃばしゃと溺れている空弥、



腕を伸ばしたところで海の中に沈んでいく、




『くそっ！』




俺は急いで空弥の方へ泳いでいった、




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