237話 ページ4
レオナ「……話のタネに聞いてやる。どんな条件で契約したんだ？」
『気になります？』
レオナ「チッ…早く話せ」
意外だった。この人のことだからあまり気にならないと思っていたから。
『3日後の日没までにアトランティカ記念博物館に忍び込んで写真を取ってくることです』
レオナ「3日後の日没までに……」
ラギー「アトランティカ記念博物館に忍び込んで、写真を取ってくる……」
黙り込む2人に俺は首を傾げた。
まぁ、分かりますよ。どこぞの月から来たお姫様が出した問題ぐらい難題だし。
ラギー「なんか……ご愁傷様ッス」
グリム「勝負が始まって早々、縁起でもねぇことを言うじゃねぇんだゾ！！」
『まだ、3日あるし大丈夫ですけど…？』
レオナ「はぁ…お前危機感ねぇな」
2人して溜息をつく意味が分からない。
それに危機感って何に危機感を持てばいいんだ？
ラギー「そもそもアトランティカ記念博物館って海の中じゃないスか。
どうやって行くつもりなんスか？」
『アーシェングロット先輩がくれた魔法薬で行けます』
チャポンと音を鳴らしながらポケットから出し見せる。
ブッチ先輩は「毒っすか？」と聞く。
分かります。色がもうアウトですよねコレ
グリム「水の中で呼吸が出来る魔法薬をくれたんだゾ」
ジャック「効き目のほどは分からねぇけど」
ラギー「アズールくんがくれたなら、効き目は間違いないと思うッスけどね。
あの人のプライド的に、せこい魔法薬を掴ませてくることは思えないし」
レオナ「……ふぅん。なら、さっさと行動を起こせばいいじゃねぇか。時は金なり、だぜ」
……何か知ってるなこの人。
でも、まぁレオナ寮長が言ってる事も確かだ。
グリム「ふなッ！そうだ、A。早くアトランティカ記念博物館に出かけるんだゾ！」
ジャック「そうだな。たった3日しかないんだ。のんびりしてられねぇ」
グリム「エースとデュースも道連れだ！いざ、出発！」
『あ、勝手に行動すんなグリム！』
グリムを追いかけようと食堂を出ようとするがその前に気になる事があるので先にそっちを済ませよう。
『ジャック、先に行っててくれ。あとから追う』
ジャック「？分かった」
グリムを追いジャックは食堂から出て行った。
俺はレオナ寮長とブッチ先輩の前に立ち、問う。
『何か知ってます？』
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？？ - 更新、は？ (2021年10月6日 21時) (
レス) id: b8f4a11d55 (このIDを非表示/違反報告)
… - 更新、しないのですか？とても面白かったです。更新してくれると嬉しいです (2021年9月30日 19時) (レス) id: 26ea8a81db (このIDを非表示/違反報告)
自分。 - 全部見てきました！更新頑張ってください！ (2021年9月18日 0時) (レス) id: e2df173763 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 更新してくれてありがとうございます(？)！！これからも更新頑張ってください！ (2021年9月9日 7時) (レス) id: 0dd5a87745 (このIDを非表示/違反報告)
カルボナーラ(プロフ) - オンブルさん» コメントありがとうございます！！訂正させていただきました。 (2021年9月6日 19時) (レス) id: 9fc179e20a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カルボナーラ | 作成日時：2021年3月24日 0時
