142話 ページ9
〈メインストリート〉
グリム「はぁ、はぁ……怖かったんだゾ。なんなんだ、アイツら…?」
リドル「僕に聞かないでくれ。
1年の頃からあの2人は得体が知れなくて苦手なんだ」
エース「オレなら狙わないかな」
『狙ったら狙ったで、逆に返り討ちにされそうだわ……』
確かに、と全員が頷く。
ケイト「じゃあ、そろそろ日が暮れそうだし、次は本日最後の、けーくんチェック。
サバナクロー寮の“ハウル・ジャック”くん。1年生。
運動神経抜群で、ありとあらゆる運動部からスカウトが殺到してるって噂」
デュース「この時間ならもう寮に戻ってるかもしれないな」
リドル「ああ、もう5時か。
ハートの女王の法律・第346条【午後5時以降は庭でクロッケーをしてはならない】
ボクはいったん寮に戻るよ。目を離すとルール違反をするヤツがいるからね」
グリム「ちったぁ丸くなったかと思ったのに相変わらずなんだゾ」
リドル「うっ……。こ、これでもだいぶ、かなり、ルールを緩くしてるつもりなんだけど」
ケイト「うんうん。前よりかなーり優しくなったよね。
真面目なところもリドルくんのいいとこだよ♪」
ケイト先輩にフォローされるがまだ少し暗い顔をするリドル先輩。
リドル先輩に近づき手を握る。
『皆分かってますよ。
今のリドル先輩はもう前のリドル先輩じゃないってこと』
リドル「…うん。」
『もっと胸張ってください。貴方は頑張ってる。
そんなところを俺は尊敬してます』
そう言う俺に「ありがとう」と言うリドル先輩。
『でも、タルトにオイスターソースを入れるところは尊敬できません』
リドル「もう入れないよ!!」
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作者名:オルガ | 作成日時:2021年1月16日 2時