魔法？いえいえ呪術です ≪４≫ (ページ48)

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184話ページ48

トレイ「本当に！気を付けてくれ！分かったな！？」

クロウリー「はぁ、Aくん。
ローズハートくんの時もそうですけど、もっと自分の命を大事にしてくださいね！」

『…スンマセン』

　
　
　

喉の事がトレイ先輩と学園長にバレ説教されました。
喉は学園長に治してもらいました。はい、健康です…。

　
グリム「それで、結局レオナたちはどうするんだゾ？」

クロウリー「ああ…。まぁ、被害者たちの気持ちはわかりましたが…
サバナクロー寮生たちが試合に出られるかどうか。

特にキングスカラーくんは立っているのもやっとの状態では？」

　

目を向けられたサバナクロー寮生達の体は傷だらけ
とても、試合に出場できる状態ではない。

すると、レオナ寮長は笑い始めた。

　
　
　
レオナ「ふ……ふ、ははははは！！ナメるなよ、クロウリー。

手負いの草食動物を仕留めるなんて、昼寝しながらだって出来るんだよ」

ジャミル「言ってくれるな」

レオナ「俺は謝るつもりは毛頭ないぜ。この俺に謝らせたい奴は力尽くで謝らせてみろ」
　

トレイ「って訳で、学園長。いいですよね？」

クロウリー「全く。感動的な話かと思って期待した私が馬鹿でした。
いいでしょう。予定通りサバナクロー寮の大会出場を許可します。

学園としても、大会当日にこのような不祥事が世界中に生中継されるのは避けたいところですしね」

おっと、大人の事情が聞こえた気が…

学園長が「いきますよー！観客たちが選手の出場を待ちわびてますよ！」と進んでいく。
それに続く生徒達。そこで、俺は違和感を感じた。

呪霊がいない

　
レオナ寮長がオーバーブロットした時に感じた気配はどこだ？
リドル先輩の時はオーバーブロットから正気が戻った時に現れた。

でも、今回は？

　
　

　
　
突然、地中から大きな唸り声のような地響きが聞こえ地面が揺れる。
そして、呪いの気配＿＿＿＿

エース「何！？地震！？」
　
デュース「結構大きいぞ！」

クロウリー「皆さん、落ち着いてください！」
　

学園長の指示でその場にいる者たちは一塊になる。
学園長ナイス！これなら…

　
『【闇より出でて闇より黒くその穢れを禊ぎ祓え】』

　

ドプッ…

ドドドド……
　
　
　

【帳】を降ろすと姿を現したのは俺が感じた気配。
＿＿＿＿＿＿＿レオナ寮長の負の感情で出来た呪霊だった。

　
　
呪霊「ガアァァァァァァァ！！！！！」