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177話 ページ41

ケイト「リドルくんの魔法封じの首輪が、吹っ飛ばされた!?」


レオナ「俺は生まれた時から忌み嫌われ、居場所も未来もなく生きてきた。


どんなに努力しても、絶対に報われることは無い


その苦痛が、絶望が……




お前らにわかるかぁアアアアアアアッ!!!」


 
 
 
 
バチィッ!!!


 
 
 

『!!っ…の、ろい…の気、配……まさ、か』



 
 
 

前にもレオナ寮長から感じたこの気配。
馬鹿野郎!気をつけないとな、とか言ってたくせに全然気を付けてねぇ!!


砂嵐が止み中から姿を現したのは以前のリドル先輩と同く
禍々しいオーラを纏ったレオナ寮長だった。

 
 
 
 
ジャック「なんだ、ありゃぁ……!?レオナ先輩の身体から、でけぇ影が!」

デュース「あれは……ブロットの化身!」

グリム「アイツ、リドルみてぇに闇堕ちバーサーカー状態になっちまったのか!?」

 
 
リドル「くっ……立てる者は自力で待機!エース、デュースは怪我人を連れて外へ。
リリア先輩、先生達に救援を頼みます!」

エーデュース「「はい!」」

リリア「あいわかった。しばし持ちこたえよ」
 
 




リドル先輩に頼みを聞きヴァンルージュ先輩は姿を消した。
エーデュースも怪我人を急いで運び出す。



 
 

ケイト「うぇ〜、なんでこんな怖い目にばっかあっちゃうの?
オレ、こういうの向いてないんだけど!」

リドル「怖いなら逃げても構わないよ」

ケイト「リドルくんを置いて逃げたら、トレイくんに後でボコられちゃう。
お供しますよ、寮長」


ジャック「よくわかんねぇが……レオナ先輩をブン殴って、正気に戻せばいいんだな?」

ラギー「……オレも、手伝うッス……ゴホッ……あそこまで、言われて寝てられるかってんだ」




『ブッチ先輩、かっこい〜。』

ラギー「!!まだ、いたんスか?!アンタ怪我人でしょーが!!早く避難しろよ!」

『いや…俺にはまだやることがある』

 
 
 

 
俺の言葉に疑問を浮かべるブッチ先輩。
まぁ、知ってるのはリドル先輩とケイト先輩ぐらいだし…



まぁ、まず…目の前の敵をどうにかすることが優先だ。

 
 
 
 
 

 
レオナ「ハイエナ風情が俺に刃向かおうってのか?…ハハハハハハ……笑えねぇ冗談だ。





全員明日の朝日は拝めないと思え!」
 
 

 
 

グリム「A!あいつ捕まえれば、マジカルシフト大会に出られる!気合い入れるんだゾ!」

『本当に欲望に従順だな、お前は』

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作者名:オルガ | 作成日時:2021年1月16日 2時

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