176話 ページ40
レオナ「クソが……っ!ライオンであるこの俺に、首輪だと……!?
ジャック!テメェ変身薬なんてご禁制の魔法薬、どこで手に入れた?」
ジャック「【
身体を狼に変化させる、俺のユニーク魔法だ!」
レオナ「はっ……魔法で本物の犬ッコロになれるってか?そういつぁユニークだ。
本当にな!」
ジャックはレオナ寮長を睨み
今まで貯めていたことの全てさらけ出した。
ジャック「レオナ先輩……俺は……俺は!あんたに憧れてこの学園を目指した!
俺の憧れたあんたは、どこにいっちまったんだ!?」
レオナ「勝手に俺に夢みてんじゃねぇ……うぜぇな………」
リドル「ケイト!Aの手当てを!
ボクも人の事を言えた義理ではないけど、今のキミは、見るに堪えない。
謹慎部屋に入って、少し頭を冷やすといい!」
レオナ「……お前らに何がわかる?兄貴みてぇに俺に説教たれてんじゃねぇよ」
リリア「フン。お主のような男には、王冠よりその首輪が似合いじゃ。
サバンナの王者が効いて呆れるわ」
レオナ「……あぁッ!?」
リリア「お主は、持って生まれた才や順序のせいで王になれぬと嘆いているようだが……
報われぬからと怠惰に生き、思惑が外れれば臣下に当たり散らすその狭量さ。
その程度の器で王になろうなどと……。
我らが王、マレウスと張り合うなどと、笑わせる。
例え、マレウスを倒したとて、その腐った心根を捨てぬ限り……
お主は真の王にはなれんだろうよ!」
違う…レオナ寮長は、王になりたいんじゃない……
彼は、ただ_____
レオナ「は、はは……アァ、そうだな。そうだろうとも。お前の言う通りだ……はははは!
俺は絶対に王にはなれない……どれだけ努力しようがなァ」
ヴァンルージュ先輩の言葉に笑い出したレオナ寮長の周りに
先ほどとは比べ物にならないほどの砂嵐が巻き起こる。
グリム「何だ!? 全身の毛がゾワゾワするんだゾ!」
リドル「急速にレオナの魔力が高まって……っ、くっ、魔法封じが、持続出来ないっ……!!!」
リリア「違う、これは魔力ではない。この邪悪なエネルギー……まさか!」
ケイト「皆、伏せろ!!」
ケイト先輩が叫んだ刹那_____
大きな地響きと砂嵐と共にリドル先輩の魔法封じの首輪が吹き飛んだ。
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作者名:オルガ | 作成日時:2021年1月16日 2時