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174話 ページ38

レオナ「ああ、うるせぇ……黙れよ、雑魚共!」



 
 
そう叫ぶレオナの周りに砂嵐が巻き起こる。
乾いた空気が喉を刺激し呼吸が苦しい。
 
 
 


ラギー「ぐえぇっ……!」


「「「うわああっ!!」」」



 
 
グリム「な、なんだコレ?鼻が乾く……目がいてぇ!」

ジャック「レオナ先輩が触れたものが全て砂に変わっていく?」


 
 
 

さらに勢いを増す砂嵐に益々呼吸がしずらくなるのを感じる。
誰もが意味も分からず込み上がってくる渇きから逃れようと必死に悶える。




 
 
レオナ「これが俺のユニーク魔法……【王者の咆哮(キングス・ロアー)】だ。

皮肉だろ?何より干ばつを忌み嫌うサバンナの王子が持って生まれた魔法が

……全てを干上がらせ、砂に変えちまうものだなんて!」



ラギー「レオナ……さ……っ苦し……ッ!」



 
 


レオナのすぐそばにいたから効力が高いのか
ラギーの腕にヒビ割れが入った。


 
 
 
デュース「嘘だろ!?ひび割れ!?」

エース「まさか、人間も干上がらせるのかよ!?」


 

 

ラギーの命が危険だと瞬時に察知したリドルはレオナにユニーク魔法を放つが
いとも簡単に跳ね返されてしまう。

 
 
 
 
グリム「ふ‟な!?リドルの首輪がはじかれた!?」

レオナ「秀才だかなんだか知らねぇが、年上をナメるなよ。
生憎俺は防衛魔法の成績がいいんだ」

リドル「くっ……」


 
 
 
『なら、これはどうだ…!』


 
 
 
 

Aが砂嵐に近づき手をかざすとかざしたところから穴が開き
ラギーの所まで道を開いた。




 
 
 
『エース!デュース!今のうちにラギー先輩を!!』


エーデュース「おう!」





 
エースとデュースはAが切り開いた道を通り
ラギーを砂嵐の中から引っ張り出した。

だが、今度はAが砂嵐の中へと包まれていった。

 

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作者名:オルガ | 作成日時:2021年1月16日 2時

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