169話 ページ33
ジャック「おい……起きろ」
『ん……。あれ、ジャック?ふぁ…
なんでここにいるんだ?』
ジャック「朝のランニングのついでだ。
今日はマジカルシフト大会当日。寝坊されちゃたまんねぇからな」
『そうか。……おい、グリム。起きろ』
グリム「ムニャムニャ…。
ほぁ?なんでオマエがウチの寮にいるんだゾ」
ジャック「はぁ…今日はマジカルシフト大会当日だろ。
寝坊されちゃ困るんだよ」
俺と同じことを聞いたグリムにため息をこぼすジャック。
でも、ちゃんと答えるところ優しいと思う。
俺だったら絶対に答えない
グリム「ハッ!そーだったんだゾ!
絶対に犯人をとっ捕まえて、ご褒美にトーナメント戦にオンボロ寮をねじ込んでもらうんだゾ」
『学園長がその約束を覚えてるかわからないけどな』
ジャック「フン……。じゃあ、会場でな。二度寝すんじゃねぇぞ」
そう言ってジャックは出て行った。
俺も着替えようとクローゼットを開き制服を取ろうとするがグリムに阻止された。
そしてグリムは制服ではなく体操着を俺に押し付けてきた。
『おい、グリム。何で体操着なんだ?』
グリム「マジカルシフトに出るためだゾ!」
『え”。マジで言ってんの?』
グリム「大マジなんだゾ!」
まだ、トーナメントに入れてもらってないのにも関わらず出る気満々なグリム。
えー。しかも、体操着渡されたってことは俺強制参加じゃん。
出る気なかったんだけど……
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作者名:オルガ | 作成日時:2021年1月16日 2時