167話 ページ31
ジャック「……あ?」
『俺等も言えた義理じゃねぇが
今までの事件を止められもしなかった奴がよく言う』
そう言うとジャックは何も言い返せなくなり黙り込んでしまった。
グリム「ひ、久々に出たんだゾ……Aのグサッと来る一言……」
デュース「確かに1人対寮全員じゃ、勝算が低いよな?」
『ジャック、お前は知ってる筈だ。
“賢い狼は群れで狩りをする”こと』
賢いなら…この後する行動は分かるよな?
ジャック「…わかった。話くらいは聞いてやる。
だが、もし気にくわねぇ作戦だったら、俺は抜けるぜ」
エース「こいつ、マジめんどくさ……」
『お前も似たようなもんだろうが』
エース「はぁ!?俺とコイツのどこが似てんだよ!」
『頑固さ』
エース「オマエなぁ!!」
リドル「そこ静かに!話をの続きをするよ。
まず______」
__________
エース「なるほどね。いーんじゃね?」
デュース「さすがローズハート寮長です!」
ケイト「んじゃ、オレは当日までにいろいろ根回ししとくね」
リドル「頼んだよ。怪しまれないようにね」
作戦の内容を聞き終わる。
俺は隣で作戦を聞いていたジャックに視線を向ける。
視線に気づいたのかジャックは俺を見ると気まずいのか過ぎに視線を逸らした。
『作戦を聞いてどうだった?ジャック』
ジャック「……卑怯な作戦ではなかった。……今回は、協力してやってもいい」
『まぁ、リドル先輩の作戦だし。当然だろ?』
そう言うとリドル先輩は照れているのか顔が赤くなっていた。
おやおや?(ニヤリ)
リドル「んん”ッ!そうだ、1年生たち。
今回は情報提供に免じて、校則第6条【学園内での私闘は禁ず】の違反を見逃してあげるけれど……
次に見つけたら全員首をはねてしまうよ。
おわかりだね?」
「「「はい。すいません」」」」
ジャック「……ッス」
リドル「よろしい。では戻ろうか」
さっきまで顔が赤くなっていたのにすぐに切り替えるのが凄いな。
ジャックもリドル先輩には逆らえないのか返事をする。
ジャック「弱っちそうだと思ってたが、お前らの所の寮長こえーな」
エース「そーだよ。か弱いハリネズミと見せかけた超攻撃型ヤマアラシだから。
マジで逆らわないほうがいいぜ」
『リドル先輩ー。今エースが…』
エース「馬鹿ッ!!」
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作者名:オルガ | 作成日時:2021年1月16日 2時