154話 ページ21
リドル「グリム。キミは少し口の利き方に気をつけた方がいい。」
『リドル先輩、グリムの事躾けてくれません?』
グリム「絶対嫌なんだゾ!」
『お前の意思は聞いてねぇんだよ』
ケイト「はいはい。グリちゃん、Aちゃん。
話を聞きにきたんでしょー?」
ジャミル「話?」
後ろから来たケイト先輩の言葉で本来の目的を思い出す。
「ハーツラビュル寮の寮長と、入学式で暴れた狸。
あっはっは!なんか面白い取り合わせだな」
グリム「オレ様は狸じゃねえ!グリム様だ!あとこいつはAなんだゾ」
グリムが俺の事を紹介すると白髪の生徒は俺の前に来て
顔を覗き込む。な、なんだ…俺の顔に何かついてるか?
「お前…俺と同じ赤い目だな!」
『え、あ…そうですね』
「綺麗だな!!」
『あ、ありがとうございます…?』
ジャミル「カリム。新入生がビックリしてる」
「お、悪い悪い!」
おおう…ケイト先輩より陽キャ。
笑顔が眩しすぎるぜ……
カリム「オレはスカラビア寮寮長のカリム。こっちは副寮長のジャミルだ。よろしくな」
『あ、よろしくお願いします?』
ジャミル「何でさっきから疑問形なんだ。……で?何故俺が怪我した話を聞きに?」
『学園長に頼まれて』
ジャミル「ふーん?……まあ、構わないけどな」
何だその疑いの目は!
まぁ。いきなり話しかけてきて怪我をした時の話を聞かせてほしい
なんてそりゃ、疑いもするか
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作者名:オルガ | 作成日時:2021年1月16日 2時