魔法？いえいえ呪術です ≪４≫ (ページ23)

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156話ページ23

どうしたものかと悩んでいるとグリムが「あっ！」と声を上げた。

　
　
『なんだ？何か思い当たる奴でもいんのか？』

グリム「人を操れる魔法……ハッ！
それを習得すれば、毎日人を操って学食のパンを独り占め出来るんだゾ！」

リドル「パンを独り占めって……もう少しまともな目標を持ったらどうだい？」

『お前に聞いた俺が馬鹿だった』

　
　
　
俺とリドル先輩が呆れた顔をしながらため息をつく。

　
　
　
グリム「そしたらデラックスメンチカツサンドも食べ放題……
ん？」

『デラックスメンチカツサンド……』

　
　

あの日、ブッチ先輩はグリムの持っていたデラックスメンチカツサンドを狙っていた。
グリムは渡さない！と言っていたがブッチ先輩が手を差し出すと

次の瞬間、グリムの手はブッチ先輩と同じ(・・)動きをしていた……！！

　
　
　
　
　

「『あ゛～～っ！？！』」

　
　
カリム「なんだ！？急に大声出して」

グリム「オ、オレ様、知ってるんだゾ！そのユニーク魔法を使うヤツ！」

リドル「なんだって？」

『犯人はラギー・ブッチだ』
　

ケイト「ラギーって……サバナクロー寮の？」

リドル「捕まえて話を聞き出そう」

ケイト「えぇっと、ラギー･ブッチくんは2年B組だね」

リドル「2人とも、ご協力感謝する！」

カリム「おお。なんかよくわかんねーけど、頑張れよ～！」

　
　
　
　
俺達は急いで大食堂から出て行きラギー・ブッチの教室
2年B組へと向かった。