検索窓
今日:44 hit、昨日:5 hit、合計:274,142 hit

219話 ページ34

その夜、俺とジャックは言われた通り【モストロ・ラウンジ】にやって来た。

あの時は客がいなかったから分からなかったが
モストロ・ラウンジって結構人気なんだな。


 
 
ジャック「こっからはマジで敵の縄張りだ。気を抜くんじゃねぇぞ」

フロイド「あー、小エビちゃ〜ん。いらっしゃ〜い
それに、ウニちゃんも来たんだ」


 

言ってる傍から敵さん来られましたけど


 
 

ジャック「だからウニじゃねぇっつってんだろ!」

ジェイド「おや……これは、これは。早速のご来店ありがとうございます。
ようこそ“モストロ・ラウンジ”へ。当店のご利用は初めてでいらっしゃいますね?」

ジャック「昼から思ってたが……あんた、分かってて質問するのが趣味なのか?」


ジェイド「ふふ、念のためですよ。
では、僭越ながら当店をご利用いただくための諸注意を説明させていただきます。

“モストロ・ラウンジ”は紳士の社交場。他寮との揉め事は御法度です。
ここでは、どの寮の生徒もオクタヴィネルのルールに従って頂きます。

ルールを守って楽しくラウンジをご利用くださいね」


 

 
へぇ…店の方はちゃんとしてんだな。
経営してる本人は腹黒なのに
 
 
 
 
 
ジェイド「さて……お客様、本日のご用件は?」

『言う必要があるか?』

ジェイド「念のためですよ」

『……支配人と話がしたい』

ジェイド「ふふふ………かしこまりました。
今、支配人は別のお客様のご相談を受けておりまして。
しばらく店内でお待ちいただけますか?」
 


 
おお我、何しよん。
呼び出したのお前だろうが。なんで相談受けてんだよ。

 
 
 
ジェイド「そうそう。当店はワンドリンク制です。必ず何か1杯ご注文くださいね」
 

 
 
俺達は席に案内された後にそう言われメニューを渡される。
メニューも意外としっかりしてんだな。

 
 
 
 
『じゃあ、俺はコーヒー。ジャックは?』

ジャック「満喫してんじゃねぇえよ!」

『待ってる間だしそれぐらいいいだろ』

ジャック「ッたく…同じのくれ」

ジェイド「かしこまりました。砂糖とミルクはご自由にできます。
こちらのオーダーをお願いします」


 

と近くを通ったエースとデュースにそう告げた。

220話→←218話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (234 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
616人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

否羅(プロフ) - ニッチさん» コメントありがとうございます!直させていただきます!! (2021年2月19日 13時) (レス) id: c95b44b0e3 (このIDを非表示/違反報告)
ニッチ(プロフ) - めちゃめちゃ面白くてずっと読ませて頂いてます!(о´∀`о)あの、指摘すいません!215でジェイドの名前がジェックになってました! (2021年2月19日 1時) (レス) id: ba83da60d5 (このIDを非表示/違反報告)
否羅(プロフ) - 宇琉夜ハルさん» コメントありがとうございます!!直させてもらいました!! (2021年2月18日 21時) (レス) id: c95b44b0e3 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 毎回楽しく見させてもらってます! 初めてのコメントが指摘ですみませんあの名前が217話で変換されて無いですよ!更新頑張ってください!! (2021年2月18日 19時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
否羅(プロフ) - チョエさん» コメントありがとうございます!面白いと言ってくださり嬉しいです!!!(嬉泣)これからもこの作品をお願いします!! (2021年2月6日 2時) (レス) id: c95b44b0e3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:オルガ | 作成日時:2021年1月24日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。