魔法？いえいえ呪術です ≪５≫

187話 ページ2

エース「まーた、お前はァ！！」

デュース「白い球と黒い球が合わさったやつじゃなくてもこんなになるのか……」

リドル「君はもうちょっと力の加減ってものを知ったほうがいい！！」

『え…でも、あの呪具紛い物だから
大して威力ないはずなんだが……』

クロウリー「この状況を見てもですか！？」

　
　
　
　
そう言われて周りを見渡すと
地面は一面氷の華で咲き誇っていた。
わーきれー←


だが、威力がないのは本当の事だ。
術式で同じようなものを作っただけであって
本物と同じ威力が出るわけではない。

もし、本物の【白樺】を使っていたとなれば
これ以上に凍っていただろう。

そのことを言えば「言い訳無用！」と言われる未来を予測し言わなかった俺偉い。←



　
『まぁ、少ししたら溶けるし…許して☆』

クロウリー「全く……。まあ…いいでしょう」

『いいんだ』

クロウリー「私優しいので！」
　

　
　
最後の一言がなければなぁ……



「気を取り直して会場へ行きますよー！」と
声を上げるクロウリーにグリムが声をかける
　
　


グリム「なあなあ、学園長!
オレ様たち、ちゃんと犯人見つけたんだゾ！
これで約束通り試合に出させてくれるんだろーな！？」

クロウリー「え！？ああ〜…っと、そんな約束してましたねぇ。

絶対に無理だと思って、すでにトーナメント表を発表してしまいました。

さてどうしましょうか。」

グリム「えええ〜〜〜！！！
ひでぇんだゾ！詐欺なんだゾ！

A！コイツの事縛るんだゾ！！」

『おう、任せろ。
日頃の恨みも込めて吊し上げてやるよ』
　
クロウリー「吊るし上げないで下さい！！
私、学園長ですよね？！」


　
　


俺の術式によって
無事、学園長は吊るし上げられました。


　
　
クロウリー「私理不尽すぎません！？」

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