魔法？いえいえ呪術です

6話 ページ8

鏡の間


「それにしても学園長はどこに行っちゃったのかしら？式の途中で飛び出して行っちゃったけど…」

「職務放棄……」

「腹でも痛めたんじゃないか？」







クロウリー「違いますよ！！！」





会話に割り込むように学園長が勢いよく扉を開ける







すると、そこにいた人たちの視線が俺に集中する








『うわぁ…(男ばっかじゃん)』






どこを見ても男だけしかいないので、ここが男子校というのは分かった

にしても、女子がいないとこんなにもむさ苦しいんだな…

高専には野薔薇とか禅院先輩がいたからな

ありがとう2人共、帰ったら菓子でも作ってあげよう







と思っていると学園長にまた背中を押された





クロウリー「さ、早く闇の鏡の前へ。狸君は私が預かっておきますから」


『は？俺は…。はぁ…行けばいいんだろ』







グイグイと背中を押され渋々闇の鏡と呼ばれる鏡の前に立つと中から顔が現れた









『気持ち悪っ』

クロウリー「コラっ！！！』








闇の鏡［汝の名を告げよ］






『龍門寺A…』







変わった名前だと周りがコソコソ話す
龍門寺はあまり聞かない苗字だがそこまで珍しいか？









闇の鏡［汝の魂の形は………］









鏡は沈黙した









長いっ！！！！こんなにも長い物なのかと周り見るがやはり違うようだ
ザワザワと五月蠅い









闇の鏡［分からぬ］



『は？』






やっと口を開いたかと言えばわけの分からない言葉に思わず声が出た
それが合図かのように周りが動揺し始める







学園長も鏡の返答に慌てたのか鏡に詰め寄っている








クロウリー「何ですって？」

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