魔法？いえいえ呪術です

44話 ページ48

グリム「何だ、コイツ！いい大人が突然泣き出したんだゾ！？」

『うわ、ガチじゃん』

クロウリー「この私が学園長を務めて早ン十年……ナイトレイブンカレッジ生同士が手と手を取り合って敵に立ち向かい打ち勝つ日がくるなんて！」

デュース「なっ！俺はこいつと手なんか繋いでません！！」

『そういうことじゃねえよ』

エース「俺だって嫌だよ気持ち悪りぃな！！
てか学園長、歳いくつ！？」





クロウリー「私は今、猛烈に感動しています！そして今回の件で確信しました！
Aくん、貴方には間違いなく猛獣使い的才能がある！」


『そんな才能欲しくない』

クロウリー「ナイトレイブンカレッジの生徒たちはみな闇の鏡に選ばれた優秀な魔法士の卵です。しかし、優秀な上に、プライドも高く、我も強く、他者と協力しようという考えを微塵も持たない個人主義かつ自己中心的な者が多い」

グリム「ほとんどいいこと言ってねえんだゾ」

『仮にも生徒であるエースとデュースの前で言っていいのか教師よ』

クロウリー「貴方は魔法が使えない。ですが、恐らく使えないからこそ、魔法が使える者同士をこうして協力させることが出来た。
きっと貴方方のような平々凡々な普通の人間こそがこの学園には必要だったんです」






おい、俺のどこが平々凡々だ
少なくとも、呪術使えてる時点で普通の人間じゃねぇだろ



クロウリー「Aくん。貴方は間違いなくこの学園の未来に必要な人材となるでしょう
私の教育者の勘が言っています！！！」


『そうか(棒)』


クロウリー「トラッポラくん、スペードくん。
２人の退学を免除するとともに＿＿
Aくん貴方にナイトレイブンカレッジの生徒として学園に通う資格を与えます！」




「「「『ええ！？』」」」





おいおい、なんかスケールデカくなってね？

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