貪欲な精神に基づく海賊 《2》

続き ページ42

フロイド「今日さー、部活行ったらウミヘビくんとカニちゃんにパイぶつけられてさぁ
結局、みんなで投げ合いになって楽しかった〜」

ジェイド「それはそれは、楽しそうですね」





今日の出来事を話しているとフロイドがふと何かを思い出した




フロイド「そういえばさ、サメちゃんから誕生日プレゼント貰ってない」

ジェイド「！確かにそうですね。それに今日は会うどころか見掛けなったような…」

フロイド「まさか、俺達の誕生日忘れてたりしてないよね…」

ジェイド「……まさか」





その後、一時間待ったがAが来ることは無かった






フロイド「なんで、来ねーんだよ」

ジェイド「流石の僕でも、イラついてきました」






Aが来ないことに段々とキレ始める二人
あの落ち着いているジェイドさえもこの通りだ





フロイド「今日来なかったら、明日絞める」

ジェイド「僕も手伝いますよ」








『それは、怖いな』






二人がイラついている前に寮服のAが顔を出した



「「サメちゃん/Aさん！！」」

『二人共遅くなって悪い、オーダーメイドの品が来るのが遅くてな』






そう言ってAが手に持っていた二つの紙袋を二人に渡す





フロイド「も〜、遅すぎぃ！」

ジェイド「待ちくたびれましたよ」

『悪かったって……(苦笑』






苦笑いしながら二人に近づき頭を撫でる






『ジェイド、フロイド、誕生日おめでとう』




「「ありがと〜/ありがとうございます」」



フロイド「サメちゃん、開けてもいいー？」

『お前等のプレゼントなんだ、好きにしろよな』







二人は渡された紙袋から箱を取り出し開ける

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