貪欲な精神に基づく海賊 《2》

44話_荒野の反逆者　開幕_ ページ5

キーンコーンカーンコーン



『やっと授業終わったー』

ラギー「腹減ったっス…」

『それな、早くサリー見つけて食堂行こ…』






午前の授業が終わったのと同時に机に突っ伏す二人
すると、ヴーヴ―と誰かの携帯の音が聞こえる





ラギー「？レオナさんから……。あっ！今日あのベーカリーの日じゃないっスか！A君！また、午後の授業で！！！」

『おう、またなー』







教室から走って出て行ったラギーを見送り自分も立ち上がりサリーを探す
まぁ、探すっつっても……









サリー「来たか。行くぞ」

『……おう』









もう来ているのだ。
コイツは何故か飯の時だけ目がランランと輝いている
サリーはかなりの大食いだから飯を食べている時が一番イキイキしている
口の中にたくさん食べ物を入れながら食ってるときはハムスターみたいにモグモグさせる



これがケイトが言っていたギャップ萌えってやつか？









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〈食堂〉




食堂につくとサリーは俺の分と自分の飯を取りに行ったので、俺は座る席を探していると
監督生たちが昼食を食べながらたむろっているのが見えた





相変わらず仲がいいな






と思っているとエースが俺に気づいた





エース「A先輩！！ちっす！」

デュース「A先輩！こんにちわ！」

ユウ「こんにちわ！」

『よっ、悪いが相席いいか？』






いいですよ、と言ってくれたので空いてたデュースの隣に座る
すると、グリムがしょげているのが見えた



『グリム、何かあったのか？』

グリム「ふな…オレ様のデラックスメンチカツサンドがぁ……」






デラックスメンチカツサンド？
あのベーカリーの人気のヤツじゃねぇか
それがどうしたってんだ？
説明を求めるように三人に目線を送ると









ユウ「実は…」

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