貪欲な精神に基づく海賊 《2》

55話 ページ21

あれからリドルの提案で先手を打とうということになった


ケイトの情報をもとに手始めとして
ポムフィオーレ寮に来ている





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〈ポムフィオーレ寮 談話室〉


ケイト「まずはココ。ポムフィオーレ寮。
けーくんチェックでは３年生の“ルーク・ハント”くんに注目だね」




ユウ達は、これが寮！？、みたいな感じで
驚いている

俺も何回も来ているが未だにこの派手さに慣れない





ユウ「そのルーク・ハントさんはどんな人なんです？」

ケイト「金色のボブヘアーと帽子がトレードマーク」

リドル「ルーク先輩は去年も試合で活躍していた優秀な選手なんだけど、
でも、あの人はちょっと変わっているというか……」


デュース「お。あそこに座っているのがそうじゃないか？」

エース「ウワッ。なんかめっちゃキラキラしてる……」




デュースが言った方を見ると
3人の美少年がお茶会のようなものをしていた



物陰に隠れながらルークを見ているがユウ達に
思わず、ククッ、と笑うと
俺の笑いに反応したやつが一人







ルーク「海賊の君(ロア･ディ･パイレーツ)！！」



Oh……見つかってしまった
興奮した状態でこちらに歩いてくるルークに苦笑いしかできない


そして、ルークの言葉に反応する者が一人






ヴィル「あら、Aじゃない。何か用？」






ポムフィオーレ寮寮長

ヴィル･シェーンハイト






『いや、確かめたいことがあったから
来ただけだ。邪魔したか？』

ヴィル「いえ、大丈夫よ。
そうだわ、アンタに頼みたいことがあったのよ。いいかしら？」

『内容によるな』

ヴィル「今度の撮影にアンタが必要なの
付き合ってくれるわね？」

『え、また写真か？俺撮られるの苦手なんだが……』

ヴィル「アンタは自然体が一番格好いいから何もしなくていいわ。ただ、アタシと一日過ごしてればいいの」

『……ﾊｧ、分かった。だが、報酬は貰うぞ』

ヴィル「良いわよ。じゃあ、また後で連絡するわね」

ルーク「海賊の君(ロア･ディ･パイレーツ)と毒の君(ロア･ドゥ･ポアゾン)が一緒に写真を撮るのかい？実にトレビアン！
最高の写真が撮れるだろう！！」





相変わらずルーク発言は意味がわからん




ルークが行った言葉に俺はただ苦笑いを返すしかなかった

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