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52話 ページ7

自分の部屋に行きグリムとまた寝ようとするが眠れない



『あー、俺一回起きると寝られないタイプなの忘れてた…』






寝られなく手持ち無沙汰なので教科書でも読んで朝になるまで
時間を潰していようと思い

グリムが起きない程度に少し机の電気をつけて教科書をそっと出す





『コーヒーでも持ってくるか…』





部屋を出てキッチンでコーヒーを作り部屋へ戻ろうとすると談話室で寝ているエースが目に入った
首輪がついていて寝ずらいのか顔を顰めている





『たくっ…今回は特別だからな』






小さく呟き、寝ているエースの体に腕を通しゆっくり持ち上げる
コーヒーが入ったカップは術式で浮かし部屋まで持っていく





『よっと…、起きて、ないよな…』





エースを今まで自分が寝ていたベッドの上に横たわらせ布団を掛ける
心なしか先ほどより顔は顰めてはいなかった








『おやすみ、エース、グリム』








____________________

エースside



俺の目に日の光が差し込んだことで目を覚ました
重たい瞼を上げるとソファではなくベッドで寝ていたことに気づく



 

Aが運んでくれたのか…
って当の本人は?




周りを見回してもAは見当たらない



下にいるだろうと思い制服を整え部屋を出ると
コーヒーとトースターのいい匂いが鼻をかすめる



階段を降りて匂いがする談話室に進んでいくと
朝食らしきものを作っていたAを発見する


 



A「エースか、おはよう」

『おはよ、朝食の準備?』

A「お前も食うだろ?寮に帰れないんだし」

『ウグッ…なんも言えねぇ』

A「グリムを起こしてくるから先に食べてろ」



 
 

そう言ってAはグリムを起こしに談話室を出て行った
俺は言葉に従い先に食べようと席に座るが
ドンドン!と扉をたたく音が聞こえた



 
 
『もー…誰だよ。せっかく食べようとしてたのに…』





音がした方に進むとそこは玄関で誰だか分からないが
人影は視認できた

玄関に近づきおもむろに扉を開けるとそこには
俺と同じ寮であるデュースが立っていた
 
 
 
 
 
 
 
デュース「やっぱりココに来てたのか」

エース「げっ、デュース……」

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翡翠 - 初めまして!翡翠と申します!トレイ先輩の苗字、クローバー先輩じゃなくて、クローバ先輩になってます! (2021年7月28日 15時) (レス) id: f88e6ce06f (このIDを非表示/違反報告)
オルガ(プロフ) - EVENINGさん» コメントありがとうございます。ご指摘されたところ直させていただきました (2021年5月30日 21時) (レス) id: c95b44b0e3 (このIDを非表示/違反報告)
EVENING - 初コメントで指摘すみません。 52話のエースSide「日の光」が「火の光」になっていますよ。 (2021年5月26日 19時) (レス) id: 47337725d2 (このIDを非表示/違反報告)
否羅(プロフ) - 宇琉夜ハルさん» コメントありがとうございます!!良かった!!!! (2021年3月27日 16時) (レス) id: 9fc179e20a (このIDを非表示/違反報告)
否羅(プロフ) - 今宵さん» コメントありがとうございます!実は参考にしましたw (2021年3月24日 17時) (レス) id: 9fc179e20a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カルボナーラ | 作成日時:2020年11月4日 0時

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