魔法？いえいえ呪術です ≪２≫

50話 ページ5

〈オンボロ寮 自分の部屋〉


『……何か変な夢だったな』





欠神しつつ重い瞼を開け時間を見るとまだ、夜中の三時だった




『クソ、変な時間に起きちまった……もう一回寝るとするか……！！』


再び寝ようと布団をかぶろうとするが
ドンドンっとドアを叩く音が下から聞こえてくる

こんな夜中に一体誰だ…






グリム「むにゃ……オイ、A。こんな夜中に誰か来たみたいなんだゾ」

『そうみたいだな。グリムは寝てろ、俺が行ってくる』

グリム「ちょっと目が覚めちまったから一緒に行くんだゾ」

『……眠くなったら言えよ』




俺はグリムを抱え、ベッドを降りて下に行く




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〈オンボロ寮 玄関〉



音がする方へ向かうとそこは玄関だった

全く、迷惑な奴だな……



『誰だ……』

エース「オレ、エース。ちょっと中にいれてよ」





なんだ、エースか

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
何故いる？









まぁ、いい。考えるのは後だ

玄関の鍵を開け、扉を開けると思わず眠気が覚めるような光景が目に入った







ガチャ…






『お前…その首輪……』

グリム「げげっ！その首輪は！！」





グリムがそんな声を出すのも仕方ない
何故ならエースの首についてる首輪は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿








エース「も〜、絶対ハーツラビュルには戻んねぇ。今日からオレ、ここの寮生になる！！！」

グリム「にゃに！？」

『取り敢えず、何があった…？』







グリムが入学式の時に赤髪の人につけられていたものだったからだ




何か波乱の予感がする……

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