魔法？いえいえ呪術です ≪２≫

71話 ページ26

エース「あのー、ところで寮長、この首輪って……外して貰えたりしませんかね？」
　


この状況で言うかエースよ
お前勇者だな

　
　

リドル「反省しているようなら外してあげようかと思ったけど、
先ほどの発言からして君に反省の色があるようには見えないな。

暫くそれを付けて過ごすといい」

『え、大丈夫なんですか？魔法とか使うかもしれない時に』

リドル「心配しなくても、1年生の序盤は魔法の実践より基礎を学ぶ座学が中心だ。
魔法が使えなければ昨日のような騒ぎも起こさなくて、ちょうど良いだろう？」

『あ、ならついでにグリムにも首輪を…』

グリム「やめるんだゾ〜！！！」



　
　
グリムはデュースの方に逃げてしまった
クソ、問題を起こさないならしなくても良いが
コイツは絶対に何か起こすからな…
してもらった方が俺にとっては助かるんだが……

　
　

リドル「さあ、昼食を食べたらダラダラしゃべってないで早く次の授業の支度を。
ハートの女王の法律 第271条“昼食後は15分以内に席を立たなければならない


ルール違反は……おわかりだね？」


　
　
　
おぉ…そんなルールまであんのか


　
　
エース「はぁ、また変なルール……」

リドル「返事は、“はい、寮長”！」

エース、デュース「「はい、寮長！」」
　
　
　
　
満足そうに頷くリドル先輩

　
　

リドル「よろしい」

トレイ「まぁまぁ、俺がちゃんと見張っておきますから」

リドル「トレイ、君は副寮長なんだからヘラヘラしてないでしっかりしてよね」

　
　
　

へぇ…副寮長だったんだクローバー先輩
そんな感じはするけど
　
　

　
　
　
リドル「僕はハートの女王の法律 第339条、
“食後の紅茶は必ず角砂糖を2つ入れたレモンティーでなければならない”を守るために
角砂糖を購買に買いにいかなきゃならないから、これで失礼」

　
　
　
　

　
でた、また変なルール
一々守ってて疲れないのか？
　
　

　
　
そういい、ローズハート先輩は俺の隣を通って大食堂を出て行った
その時…

　
　
　
　
　
　

　
　

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ポタッ
　

　

　

　
　
　

　
『！！』ガタッ！

エース「うおっ、ビックリした！急に立ち上がるなよA！
て、おーい。A？」

デュース「どうかしたのか？」

『……いや、何でもない。俺の勘違いだ』

　
　
　
　



　
　
　
　
　
　
　
　


　



今一瞬だけ、ローズハート寮長から呪いの気配を感じた

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