魔法？いえいえ呪術です ≪２≫

56話 ページ11

ケイト「あ、俺はデュースちゃんたちの先輩で3年のケイト･ダイヤモンドくんでーす。
ケイトくんって呼んでね。けーくん♡でもいいよ。よろよろ〜」



　
　
うわ〜…関わりたくない
まずテンションについていけない……

　



ケイト「Aちゃん、そんなに嫌な顔しなくても良いじゃん！
けーくん泣いちゃう」

『勝手に泣いてろダイヤモンド先輩』

ケイト「固いよ〜けーくんでいいって！」

『一応(・・)先輩なので』

ケイト「一応って所強調しなくても……」


　
　
　
ショボンとした顔になるが
何かを思い出しあわてだすダイヤモンド先輩



　
　

ケイト「って、話し込んでる場合じゃなかった！パーティの開催は明後日。遅れたら首が飛んじゃう。ねーねー君たち、薔薇を塗るの手伝ってくれない？オレ、次はパーティでやるクロッケー大会のためのフラミンゴに色を付ける仕事があるから忙しいんだよね〜」





　
なんだって？フラミンゴに色を塗る？
動物愛護団体に訴えてやろうか





デュース「つまりエースが盗み食いしたタルトは寮長の誕生日パーティー用だったんですね
だから凄く怒った、と……」


ケイト「んにゃ？違うけど」

エース「違うんかいっ！」
　
『じゃあ、誰の誕生日なんですか？』

　

ケイト「誰の誕生日でもないよ。
明後日は我が寮伝統の〖なんでもない日〗おめでとうのパーティー」

『なんじゃそりゃ』

ケイト「誰の誕生日でもない日を選んで、寮長の気分次第で突然開催されるティーパーティー」

『開催する意味が分からない』

ケイト「それ言っちゃう？」


　
　

え、だってそうだろ？何でもない日にパーティーするとか無意味じゃん




　

ケイト「詳しい説明は後々！今は薔薇を赤くしてくれればいいから！ね？お願い〜！」


　
　

頼み込まれ、デュース、グリムは魔法で赤く塗ってと言われ、
俺とエースは赤いペンキの入ったバケツとハケを渡される

これで塗っていいのか大丈夫？
薔薇萎れない？

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