bittersweet 2 (ページ4)

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お店を出て、近くのコンビニ前でピンクの箱を出し、火をつけた。

スマホを手に取り、着信履歴の一番上の人物に電話をかけた。

玲於「もしもし？」

「店どこ？」

何も聞かず、店名と

玲於「タクシーで来なよ」

そう言い電話は切れた。

灰皿で火を消して、タクシーに乗っても涙なんて出なかった。

玲於「よ！」

お店の前について、タクシーを降りようとドアが開くと、
そこに玲於がいた。

玲於「これで」

とカードで支払いを終えた玲於はこっち、と固まっている私を引っ張った。

個室に入ると、そこには岩田さんもいた。

岩田「昨日ぶり！」

そう笑顔で答える岩田さんに、

私は頭を下げた。

玲於の横に座り、飲み物を待っていると、

玲於「どうだった？」

玲於は私に問いかけた。

いつもと違い、優しい声で。

「結婚するらしいから別れた。」

岩田・玲於「は？」

優しい声とは裏腹、どっから出てんのというくらいドス低い声が聞こえた。

「浮気相手が妊娠して、結婚するらしい」

再度私は答えると、

私の頬にはツーっと涙が伝った。

玲於「A、お前彼氏の前で泣かなかったの？」

「泣いたら悔しいやん」

一回涙が流れると、止まらない

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