reunion

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一通り説明を終えるとヤスくんは私に尋ねた。


ヤス「で、昨日どうだったの？」

「ごはん食べて、駅まで歩いてる時に言われた」


ヤス「より戻そうって？」

慎吾くんは私とヤスくんの顔を交互に見ながら話を聞いていた。


「そう。しかも結婚を前提に。」


『え、A結婚すんの』

「しやんって。笑」


結婚の言葉に先に反応したのは慎吾くんだった。



ヤス「でも、A結婚するために料理とか勉強してたじゃん。なんで？」








「福也くんと一緒におっても、別の人のこと考えてもうてたから。」



そう答えるとヤスくんも慎吾くんも目を見開いて驚いていた。



「とりあえずそういうこと！この話終わり！！笑」



気まずい空気を断ち切ってそのあとはいつも通りだった。





けどそのいつも通りのせいで、私は今まで以上に慎吾くんを意識してしまうようになった。



先にヤスくんが降りたあと、私と慎吾くんの2人になったときだった。



『もう好きちゃうん？』


突然そんなことを言い出す慎吾くんに戸惑った。


「もう終わったから。笑」


笑って流す私に、




『なら良かった。笑』



意味深な言葉と共に笑う慎吾くんが気になって仕方がなかった。




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