十二話 ページ14
(轟side)
氷のスマホの連絡先にあった「母さん」の文字。
あの番号って、やっぱりお母さんのと同じだった。
俊典と言うのは誰だ？
もしかすると、それは俺の父親かも知れない。
だとすると。
この恋は。この、恋はーーーー
儚い終わりを迎えてしまう。
氷が、家族ならば。
この恋は、終わってしまう。
強制終了だ。
でも、俺の父親の確率はどれ位だ？
緑谷なら、知っているかも知れない！
轟炎司が、「俊典」と言う名前を使っているかどうか。
「緑谷」
(緑谷side)
「俊典」と言う単語を聞いて、どきっとした。
ん？ギクッとしたのか？
それは良いとして。
「俊典」。此処までは良いとしよう。
問題はその先。
「父さん」
もし、他の俊典さんじゃない限り
オールマイトこと俊典さんは、
ずっと、それを隠してきたということになる。
氷さんは、オールマイトの子供ってことになる。
思考を巡らせる。
でも、それは一言で停止した。
轟 「緑谷」
緑谷 「どどどどどどどうしたの轟君」
轟 「俊典とは…誰だか解るか」
緑谷 「へっ！？」
思わず素っ頓狂な声が出る。
知っている。
でも、言えない。
だから。
僕は、嘘に染まったその言葉を口に出そうとした。
その時。
轟 「俺の、お母さんと電話番号が同じだったんだ。」
え！？オールマイトって女だったの！？
と、一瞬思って、直ぐに状況を理解した。
つまり。轟君のお母さんの個性は氷で、
氷さんの個性と同じ。
轟君のお母さんは、氷さんとも親子の関係があって…
オールマイト、つまり俊典さんの個性は元々無個性だった訳だから…？
俊典さんと轟君のお母さんが結婚しても、矛盾は生じないって事か
でも、僕が言う言葉は変わらない。
緑谷 「見間違えかもね。「0」の数なんかは、間違えるし。
あと、僕は「俊典」って知らないよ。
役に立てなくてごめん」
轟 「そう、か。悪りぃ」
なんとなく、僕が悪りぃ、なんだけど
(Aside)
こっそり、私の愛するいずくんと、様子を見るべき轟君との
「知られちゃいけない系」の人の会話を聞いた。
うん！
これって、大ピンチじゃね？
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
投稿出来ずにいて、スンマソン！
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流畝青花(プロフ) - 、さん» ありがとうございます。気が付きませんでした。これからはもっと慎重にやります。（汗） (2018年3月19日 15時) (
レス) id: 3f21e2d2f3 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい (2018年3月18日 0時) (レス) id: c91d0780c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流畝青花 | 作成日時：2018年3月17日 19時
