EXOの紅一点は (ページ3)

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『なあパパ、ママ、』

ﾊﾟﾊﾟ『なに？』

『私さあ、部活辞めたやん。』

ﾊﾟﾊﾟ『そうやなあ、やりたいことでも見つかったんか？』

『そうやねん、私、ダンスしたいねん』

ﾏﾏ『今からぁ？』

『あかんの？今からでもやりたいねん』

ﾊﾟﾊﾟ『とりあえず体験でも行ってみたらどうや？自分で調べてまたパパに言うといで』

『まじで！！やった！ありがと！！！』

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ﾏﾏ『なんでOKしたんよパパ～』

ﾊﾟﾊﾟ『考えてみ？あいついっつも長女やからってあれしたいこれしたいって言うてこやんかったやろ』

ﾏﾏ『まあでもその分欲しいもんは与えてきたし、、、』

ﾊﾟﾊﾟ『それとこれとは別で。やのに自分からしたいって言うってことはよっぽどやなって思ったんや。しばらく様子見たろう、な？』

ﾏﾏ『まあ、確かにそうやな、、』

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prrrrrr

？『もしもし？』

『もしもし、奈那？Aやけど』

ﾅﾅ『はいはいん、分かってますよ？』

『奈那はいいよって言われた？ダンス』

ﾅﾅ『体験なら行っていいよって笑ちゃんと習うのはもしかしたら無理かも知らん、、そん時はごめんな？』

『全然いい、それは気にせんといて笑まあ、とりま体験やんな！』

ﾅﾅ『そうそう！ところでさ、ダンスの服とか靴とか持ってる？笑』

『持ってるわけないやん爆笑一緒に買いに行く？』

ﾅﾅ『良すぎる！行こ！！！明日の学校帰りでいい？』

『いける！じゃあまた明日』

ﾅﾅ『ほいほーい！おやすみん』

『おやすみ～』

あ～やば、めっちゃ緊張するけどめっちゃ楽しみ。

なんてったって、私の夢に小さいけど一歩、踏み出せてんもん。

まだ、誰にも言ったことない、ほんまに密かな夢。

韓国行って、K-POPアイドルになるっていう夢。

夢の大きさから比べたら、今踏み出した一歩なんて小さすぎるし助走の助走にすぎんけど、

それでも絶対掴み取ったる。叶える。

例え周りから反対されても、アホな夢って言われても。