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２２-５ ページ22
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『で、中2中3はゲームにハマったから声優になりたくなりました』
「ゲームにハマってゲームクリエイターじゃないん!?」
『声優』
「急な方向転換やなぁ」
なんでかは分からないが、あの頃の私は本当に声優になりたかったみたいで、毎日のど飴舐めてた。
『で、高校行って現実見始めて、じゃあしょうがねぇ、保健室の先生だなってなった』
「なんでだよ!!」
「夢無い青春やなぁ」
『で大学行ったけどなんか冷めちゃってキャリアウーマンよ』
「かっこよく言っとるけどお前社畜やで」
幼い頃から夢も希望も無かった奴だったんだなぁとつくづく思う。
いつも将来の夢についての課題は時間がかかって、現実を見るべき年齢になると、周りがかっこいい将来を語るようになっちゃって。
私だけまるで置いていかれてしまって。
どの職業もピンと来なかったし、どうしてもなりたいと本心から言えなかった。
で、町を歩くスーツ姿の人達を見て、この人達もきっと輝く様な夢を見ていたのかななんて思ったりする。
だったら、いいや。
突き落とされるくらいなら自ら落ちたらいいやって。
まあ、そのお陰でこのメンバーに会えたんだけれど。
良い判断したんじゃない、自分。
─
雑なのは勘弁。
私もなりたいものがありませんって感じでした。
まだ将来がある人はなりたいものあった方が良いですよ。
(この話はフィクションなので主人公のように適当に歩んで素晴らしいメンバーに必ずしも会えるという訳ではないっすよ)
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作者名：眠斗 | 作成日時：2019年6月11日 21時
