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youside
五月のカレンダーももう見慣れた
風が気持ちいい季節が来る
「…緑、緑」
桜の葉の緑
山の緑
公園の草の緑
風の緑
優しい色をして、優しい香りの緑が私は好き
平「なんかいい事あった？」
「街中がどこも緑だらけなの、これ」
紫耀くんに同じ景色を見せたくて、スマホのフォルダはここ一ヶ月で増えた
メールのやり取りはほぼ毎日
平「Aって自然のもの好きでしょ笑」
「え、なんで？笑」
平「桜とか見に行った時も、結構写真撮ってたから」
「あー、だって自然って嘘つかないじゃん笑」
自然は正直だ
水が足らないと枯れる
土が良くないと綺麗に育たない
寒すぎると花開くのが遅い
平「ならAは自然物？」
「え？笑」
平「Aって分かりやすいし笑正直だし笑」
紫耀くんの言葉は、私には分からなかった
いつも自分の考えを伝えずに、ただ黙ってる私を
分かりやすくて正直だなんて言うのは彼ぐらいだ
「紫耀くんも、」
平「あ」
咲「あ、Aさん」
そこにいたのは咲ちゃん
頭を下げると、それを返される
可愛らしい髪型をして、はつらつな彼女はとてもかなわない程、素敵な女の子だ
咲「紫耀さ〜、紫耀ママのメール返してあげてね？未読してるでしょ？」
平「わかったから、Aの前で言うなって」
「、私、今日早く帰らないとだから」
平「え？A？」
じゃあねと言い残し、振り返らずに病室を後にした
今はここに居たくない
永「え、Aちゃん」
「あ、また紫耀くんとこ？」
永「いやAちゃんこそ」
「私はもう帰るよ」
今日は自販機では会わずに、エレベーター付近で会った
廉くんは本当に神出鬼没だ
永「あーじゃ連絡先教えて」
「え？」
永「ん」
廉くんの強引さに負けて連絡先を交換する
でも廉くんは嫌な感じがしない
なんか、気持ちを汲み取ってくれるかのよう
永「Aちゃん、次俺の病室にも来てね笑」
「えー考えとく笑」
永「んふふ、考えといて笑」
「うん笑じゃ、私はここで」
永「おー、気をつけてー」
いつもは嫌味言ったり、しばいてきたりするのにこういう
時だけ優しいのは廉くんなりの気遣い
こんなこと言ったら怒るだろうから言わないけど笑
もし言ったら
永「俺はいっつも優しいわ！」
なんて、言うんだろうな笑
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廉くん大好き! - 初めまして、読み始めてはまってしまいました！仕事を終え寝る前に読むのが日課になってます(笑)更新も大変かと思いますが楽しみにしてます！ (2023年4月4日 8時) (
レス) id: 25da82024a (このIDを非表示/違反報告)
凛空(プロフ) - ヲ。さん» いいえー！紫耀くんカッコいいですよね〜！更新頑張ってください！ (2023年4月2日 21時) (レス) id: 2d96add547 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ。(プロフ) - 凛空さん» 凛空様、初めまして。ご注意ありがとうございます😭私の配慮不足で申し訳ございません😭 (2023年4月2日 20時) (レス) id: 9f6222370c (このIDを非表示/違反報告)
ヲ。(プロフ) - うな！さん» うな！様、初めまして。本当にありがとうございます😭私の配慮不足で、、申し訳ございません😭次回の更新は水曜日なので心待ちにして下さったら嬉しいです🙇🏻♀️♡ (2023年4月2日 20時) (レス) id: 9f6222370c (このIDを非表示/違反報告)
凛空(プロフ) - オリ/ふら立ってますよ〜！素敵な作品なので、違反報告をされる前に外すことをお勧めします。 (2023年4月2日 15時) (レス) @page1 id: 2d96add547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜 | 作成日時：2023年4月1日 12時
