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youside
深呼吸をすると、四月の空気が私の肺に一気に舞い込む
初めて歩く街は、全てが見慣れない
「あ、シロツメクサ」
道端にちょこんと咲くこの花だけが今の私を落ち着かせる
「〜の姉なのですが、病室はどこでしょうか？」
「少々お待ち下さいませ」
清潔感漂う病院は、あまり居心地が良くない
病院は好きじゃない
「五階の二〇五号室でございます」
受付の人にお礼を言ってエスカレーターに乗り込む
ここは私の妹が入院している
昔から体が弱くて入院することがしばしばだった
この街に引越して来て、転院した
「こんにちは〜…」
病室に妹の姿はなかった
検査でいないのだと小柄だけど明るい看護師さんがそう言った
「暇だな」
ここの病院には少し大きな花壇があるってさっきの看護師さんの言葉を思い出す
花の匂いに導かれそこへ行くと菜の花やカモミールが咲いていた
「綺麗」
平「あれ、見ない顔？」
声の正体は、病院服を着た男の子
サラサラな髪をしていて同い年くらい
彼とあった目線を外せない
平「もしも〜し？」
「あっ、えっと妹に会いに……」
平「そうなんだ、ここ来るの初めて？」
「はい、最近転院して来たので」
そっか、と笑う彼は傍にあるベンチに座る
もしかしたら彼のお気に入りの場所なのかもしれない
平「座ったら？笑」
「あ、すいません…笑」
初めましてなのに人懐っこいのか誰とでも話せるのか分からないけれど、彼と話すのに嫌な気はしない
平「改めて、初めまして」
「初めまして、」
口角を上げて笑う彼はとても綺麗で、目を合わせたら吸い込まれそう
平「ねえ、名前は？」
「私？」
平「自分以外に誰がいんの笑」
「確かに笑Aです」
平「へ〜、いい名前笑」
そう言って顔をクシャッとして彼は笑う
胸のどこかが揺れ動いた気がする
会って数分、私多分、恋した
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廉くん大好き! - 初めまして、読み始めてはまってしまいました！仕事を終え寝る前に読むのが日課になってます(笑)更新も大変かと思いますが楽しみにしてます！ (2023年4月4日 8時) (
レス) id: 25da82024a (このIDを非表示/違反報告)
凛空(プロフ) - ヲ。さん» いいえー！紫耀くんカッコいいですよね〜！更新頑張ってください！ (2023年4月2日 21時) (レス) id: 2d96add547 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ。(プロフ) - 凛空さん» 凛空様、初めまして。ご注意ありがとうございます😭私の配慮不足で申し訳ございません😭 (2023年4月2日 20時) (レス) id: 9f6222370c (このIDを非表示/違反報告)
ヲ。(プロフ) - うな！さん» うな！様、初めまして。本当にありがとうございます😭私の配慮不足で、、申し訳ございません😭次回の更新は水曜日なので心待ちにして下さったら嬉しいです🙇🏻♀️♡ (2023年4月2日 20時) (レス) id: 9f6222370c (このIDを非表示/違反報告)
凛空(プロフ) - オリ/ふら立ってますよ〜！素敵な作品なので、違反報告をされる前に外すことをお勧めします。 (2023年4月2日 15時) (レス) @page1 id: 2d96add547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜 | 作成日時：2023年4月1日 12時
