168cmの&4 (ページ8)

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ずっとページ8

髙橋side

いつもは皆のお姉さんで、俺たちの話をニコニコ聞いたり
つっこんだりすることの多いAだけど
体調の優れない時は上手く笑えない時もあった

数年前楽屋

紫「タケノコニョッキしよ！！」

岸「まじ負けねえ」

廉「とか言うていっつも、岸さん負けるやん笑」

海「岸くん弱い〜」

神「あれA、やるよ？」

紫「、A」

いつもなら、笑顔で入ってくるAなのに
今日はAの声が一言も聞こえなかった

紫耀が目の前に言って声を掛けるまで
Aは気づいてなかった

丸「、あぁ、私は大丈夫だよ、笑」

その一声で、全員Aの体調が悪いこと
無理をしていることに気がついた

丸井side

''Aはキンプリにもジャニーズにもいらない''

そんな言葉、言われ慣れてたはずだった。

でも、撮影疲れや睡眠不足で疲れきった心に
その言葉は苦しいぐらいに突き刺さった。

皆との撮影がこんなに苦しいと思ったことは
今まで無かったのに、それは今ではすごく辛かった。

丸「(頭いた……)」

そう思いながら結んでいた髪をとき、
天気予報を見るとやはり、2.3日後雨予報だった。

このタイミングで頭痛は辛かった、

紫「、A」

頭痛いのを我慢していると、目の前に紫耀がいて
みんなが心配したように眺めていた

他の4人が集まってるから、ゲームをしようと
してるんだなってすぐ分かった。

でも、そんな元気はなくて、

丸「、あぁ、私は大丈夫だよ、笑」

って、なるべくバレないように明るく振舞ったのに
みんなはいつも気づいてくれるんだ。

廉「A、大丈夫やで」

丸「、え」

廉「また何か気にしとんやろ」

何故か見透かしたように廉に言われ
分かりやすく戸惑ってしまった。

丸「いやいや、なんもないよ笑」

そう、普通に答えたつもりだった。

紫「まあまあ、俺らから言えることは、みんなAが好きーってことかな」

海「そうそう、大好きなんだから！」

神「余計なことは考えなくていいよ」

岸「そうだぞ」

ス「撮影はじめまーす」

その声でスタジオに向かうけど、
頭痛も酷くなるし、不安が募っていくばかりだった。